願い事、かないますように。
さて、プレゼント企画鑑定。
世間でいろいろと騒がれている天中殺・空亡・大殺界。
もちろんこれらを絶対法則のように声高に叫ぶのは、あきらかに間違いです。
四柱推命と占星術を照らし合わせることで、この実像を研究してみようというのが今回の企画でしたが、いろいろと面白いことが分かってきました。
企画の最後にこれらのまとめをしたいと思います。
今日はMJさんとelephanさんのお二人です。
じつはこのお二人には、たまたま順番に並んでいただけなのですが、ある共通項があります。
それは三合という比較的珍しいものを持っているということです。
そんなに超珍しいわけではないんですが、やはり何十人かに一人ぐらいしかお目にかかれません。
それがたまたま今日の鑑定で、お二人とも。
何かを教えてくれそうです。
さて。
いっきま~す

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
MJさんの鑑定
天中殺=空亡・戌亥→次回2018、19年。
過去二回の空亡時のMJさんの占星術チャートを調べてみました。
1994、5年。
このときMJさんの出生太陽の上に、進行の天王星がもろ、合になっていました。
社会生活上、またプライベートでもトラブルや変化が多かった二年間だと思われます。
この星はぴったり空亡時に合致しています。
が。
ここで重要な問題が。
MJさんは四柱の中に、亥をすでに持っています。
つまり戌亥のうち、亥の年の空亡は受けないはずです。
にもかかわらず、1995年の亥の年、どちらかというと、94年よりもこっちの方が試練が強そうに思えます。
上記の天王星以外にも、進行土星が95、6年と太陽にスクエアになっています。
こら、辛いわ

そんなアスペクトです。
無効化されているはずの亥の年の空亡なのに、なぜこうなってしまったのか?
じつはMJさん。
印星や比肩、劫財など、我が身を強化する星が圧倒的に多い四柱で、これは明らかにバランスを欠いています。
ご自身の生まれは丙(火)で、四柱には亥・卯・未の木三合があり、火を非常に強化しています。
なのに94~97年の四年間、これらの星が巡ってきていた。
95年の空亡がもし本当に機能していれば、この年の印星はキャンセルされ、運気はここまで悪くなかったはず。
ということを考えると、亥の年の空亡はやはり解消されていて、だからこそ95年の大試練とトラブルの運気だったという可能性が高い。
その次の2006、7を見ても似たようなパターンで、出生の土星に進行の火星が合。
職場の問題で悩みそうです。
また進行土星が7ハウスに入ったことで、配偶者との関係で悩みそう。
どちらかというと、2007年の方が厳しい。
亥の年です。
そして巡っているのは劫財。
さて次回の空亡時、2018、19年ですが、進行太陽が出生金星とスクエア、進行水星が出生月とスクエア、進行火星が出生水星とスクエアなどが確認できます。
言葉の問題、コミュニケーションに注意すべきアスペクトですね。
誤解や間違いの伝達などが生じないように注意してください。
そして進行の冥王星が、太陽に合になっています。
これはその前年17年くらいから始まります。
それまでの自分がリセットされるような運気です。
でも、MJさん。
あなたのチャートでは冥王星はそれほど悪くないので、心配するほどのことはありません。
これまでも乗り切ってきたのですから、次回も大丈夫。
受け止める心構えがあれば、余裕で抜けられますから。
ただ、MJさんの命式の中で、空亡がどのように働いているか、あるいはいないのか、この短い鑑定で結論を出すのは危険と判断します。
かなり特殊な命式で、三合を持っている。
このようなケースでは、違った考えをする必要があるようにも感じました。
これについては、もう少し時間をかけて研究させてください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
elephanさんの鑑定。
天中殺=空亡・辰巳→次回、2012、13年。
なかなか激しい出生チャートをお持ちのelephanさん。
それを証明するように、四柱推命でも珍しいものをお持ちです。
寅、午、戌の三つの支で構成される火三合をお持ちです。
ご自身は戊の生まれ日なので、土です。
火の三合は土を助けます。
一方で土を抑制する木が多い命式で、三合がなければ非常に厳しいものとなったでしょう。
実際にどのような人生を歩まれておられるか、興味深く、お話でも伺いたいくらいですが、それは今回とは主旨が違いますので、先へ進みますね。
1988、89年の辰巳。
進行の土星が出生のMCと合。社会的に厳しいとき。
土星はほかに出生の冥王星ともオポジションで、社会生活と個人生活(家庭など)双方で問題が発生した可能性を指摘できます。
ただ。
elephanさんは出生チャート、太陽と月が合で、その上を土星が通過、海王星がスクエアをしかけてきた81~83年頃のほうがよっぽぼ厳しいアスペクト状況に見えます。
これは四柱推命の解読方法でも、我が身を抑制する官星を助成する財星が巡ってくる頃がelephanさんにとって良くないという見方ができるので納得できます。
88、89年我が身である比肩、劫財だったのですが、これが空亡で無効化されたのが良くなかった、と言いえるでしょうか。
2000、01年の辰巳。
これは1999年ごろからなのですが、進行の金星は出生の天王星にオポジションになっていました。
ただ、太陽に対しては合で、結婚などが起きてもおかしくないアスペクトなのですが、同時に天王星とハードアスペクトで、愛情の問題での悩みや別れがあったかも知れません。
さて次回の2012、13の辰巳ですが。
案に相違して(?)、そう悪い運気ではありません。
これはelephanさんにとって、都合の悪い財星が巡って来るのが、空亡で無効化されたからだと考えられます。
進行の水星と木星が、出生の冥王星とトラインになる、進行のMCが出生の太陽・月とセクスタイルなど、良好な運気です。
若干、トランジットの海王星が太陽に合になる時期なのが気になりますが、こういったものは芸術とか音楽とか、趣味的なことに活かせば問題ないでしょう。
これで空亡が機能しなければ、81~83年あたりの運気と同じになっていたはず。
こういう例があるから、天中殺=空亡など存在しないとは、考えにくいのです。
ご両人の幸運をお祈り致します。
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