現地のガイドの方がかなり気さくで、知識も豊富なので、ずいぶんとやりやすい。
しかし、初日に得た着想以上のアイディアは出ず。
これでやるしかないのか? というよりも、あまりにもできすぎのアイディアで、他のものが入る余地がないような……。
クレアコグニザンスっていうんですか? もこさん。
初めて聞いた用語です。
でも、なんか○○ザンスみたいな、おそ松くんのキャラが言いそうな……(古っ!)。
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メールでご質問がありましたー(^_-)☆
ホロスコープは前世から現世に生まれて来る時にどういう人生を送るかをあらかじめ決めた人生の地図(ブループリント)と書いてありましたが、今日のブログで配偶者を決めて生まれてくるとありました。
そこで質問なのですがもし、配偶者が暴力をふるったり、家にお金を入れない人だったとしても決めて生まれて来るのでしょうか?現世で学ぶ事があって、あえてそういう風にしたのかと思い、気になりました。
一般的に言って、当然疑問に感じられることだと思います。
このご質問の方の場合、旦那さんがとても甘えん坊で、しかも性欲が強く、育児と旦那さんとの生活の中で、非常に辛いことがあるようです。
この方と非常に似たケースについて、つい最近、耳にしたことがあります。そのケースでは、さらに旦那さんの方からの高圧的な言動などがあったようです。
私が学んで知っている範囲でお答えすることになりますが、これが唯一の正しい答えだとは思わないでくださいね。私個人の意見ということで。
まず配偶者をあの世的にどうやって選ぶのか?という問題に関わっています。
これには実に多くのバリエーションがあるようです。バリエーションと言うよりも、千人いたら千人の理由があるように思えます。
たとえば前世で夫婦だったが、うまくいかなかった。今度こそちゃんとやり抜きたい。
前世では親子関係だったが、今回は夫婦関係となって助けたい。
まったく新しい相手と出会い、世界や知識、感性を広げたい。
いろいろのようです。
前世も、前の人生かも知れず、前の前の人生、さらにその前に何か要因がある場合もあるでしょう。
相手の選び方も、何らかの強い必然性があって、どうしてもその人でなければならない場合もあるでしょう。
その場合、相手がどのように悪い夫になると分かっていても、選ぶと思います。
条件で選ぶのではなく、相手で選んでいるからです。
私が過去、鑑定したMという女性のケースでは、夫が浮気をし続け、自分勝手に遊び続け、自分や家庭を顧みなかった。そのことがどうしても赦せず、今更家庭の方へ向き直ろうとしているその夫を受け入れることができずにいました。
チャート上、彼女の結婚運は土星が握っていました。
普通なら晩婚相ですが、早めに結婚しています。
離婚も非常に高い確率でありました。
「どうしても赦せないんです」
「ダメなんです」
「別れるのは自然な流れかも知れないな」と思いました。
しかし、鑑定を進めるにつれ、この夫婦がこれまで悪いなりに非常に強い絆を持っていることが分かってきました。
おそらく、ですが、このご夫婦は前世的に失敗しているのではないか。
それを今回やり直そうとしているのではないか。
チャート上にもそのように解読できる根拠がありました。
もしかすると前回の人生では、今苦しんでいるMさんのほうが相手を苦しめていたのかも知れません。
とにかくやり直して苦難を乗り越える計画を持っていると私には感じられました。
そのようなプロセスを踏もうとしている魂なら、どのように人生を計画するでしょうか?
出会って、すんなりと結婚し、何もかもうまくいって人生を終える。
そのように計画するでしょうか?
いや、それではやり直そうとする意味がありません。
前はきっと苦難の中で、片方か双方かの無理解、反目などがあり、失敗しているのですから、今回も同様な危機は設定されるはずです。
でないと、乗り越えて解消したことにはなりません。
Mさんの場合、夫となるその男性が数々の浮気や遊興にうつつを抜かすことは、分かっていたと思われます(魂では)。
それを乗り越えるプロセスを選択しているはず!
「たぶん、別れたら後悔すると思いますよ。今度こそはうまくやろうと、たぶん誓い合って生まれてきたのに、ここで別れたら、死んだ後、あの世で再会して、『あちゃー、やっちゃった……』『今回もダメだったね』というふうに悔やむと思いますよ」
長い鑑定の末、何か胸に落ちたのでしょう。
Mさんは今、「自分次第だったんだ」ということを言っています。
もちろん、今はとても安定した状況にあるようです。
これは一例に過ぎません。
人にはそれぞれ相手を選んでいる理由があるので、Mさんのようにやるのが唯一正しい道ではないはずです。
しかし、今回の人生の選択は、すべて魂の成長に関わっています。
親子関係、ごく親しい友人関係、そして配偶者との関係。
これらの中に、自分を成長させてくれるなんらかのものがあるからこそ選んでいると考えられます。
たとえそれが虐待をするようなひどい親や夫だとしても……。
口で言うのは簡単だ!
もし本当にそんな目にあってごらん。自分で選んだなんて、どうしても思えない!
そう思われる方もいらっしゃると思います。
当然の感情です。しかし、それほど辛い思いをされるというのも、相手がいなければ決してできない体験なのです。
させてくれる相手がいなければ。
といって、いつまでも虐待を受け続けるのが運命だとか、どうしても分かり合えず、幸福感にも縁がなく、冷たく心の通わない夫婦関係を続けていくのが正しい道だとか、そのように私は考えません。
そのような苦しい状況の中から勇気を持って抜け出す、ときには縁を切ってでも、というのも大変な決断だと思うのです。
そんな勇気を振り絞ることも、人生のプログラムの一つかも知れないのです。
すべて分かって相手を選んでいるのか?
これについては、おおよそは分かっていると思います。何か問題があるとしても、そこにこそ自分の学ぶ何かがある。
そしてその学びを終え、自分が成長できたときには、きっと相手や周りも変わってきます。
自分が変われば、世界が変わる。
これも前に書いたことがありますが、チャートの運気は実にうまく組み合わされたジグゾー・パズルのようになっています。
ご質問の方のチャートを調べれば、その方のチャートの中の配偶者像に、言われているような部分が発見できると思います。
そのような相手がやはりうまく引き合って結びあっているのですが、本人のありようが変われば、運気の形態が変わりますから、隣接して結びあっている相手も変わっていきます。
このあたりの話は微妙なので、また書こうと思います。
じつは、昨日ロケハン・スタッフと夕飯を食べているときに、はからずもそんな話になりました。
小説制作から飛び火した話の流れだったのですが。
このときは当人と親子関係の話でした。
