今は新幹線の車中で、これを書いています。
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私のチャートからは、配偶者である妻の属性が読めるのに、妻のチャートからは私の属性は読めません。
どーしてなの?
ホロスコープはでたらめなんじゃないか。やっぱり根拠なんかないんじゃない?
そういう疑いも湧きかねない現実です。
しかし、これまで何組ものご夫婦を鑑定してきて、やはり夫婦にはそれぞれにちゃんと相手が表示されていて、現実に結婚されている相手はその範疇に入っていることが多いようです。
ものすごく良くできた、偶然の一致とは考えにくい符合を示すケースすらあります。
ただ、自分のチャートから相手を読むと言っても、話は単純でありません。
離婚相を強く持つ人は、チャートに示される配偶者像を何人かに分担させることもあります。
たとえば火星的な配偶者と土星的な配偶者というのが表示されていれば、一回目の結婚で火星的な野外型の活動家と結婚し、二回目では木星的な寛大で包容力のある人物と結婚するという場合もあります。
確認はしていないのですが、一回目にすべてが集約されていて、二回目は該当しないというケースもあるのかも知れません。
妻のケースはどのように考えるべきなのでしょうか?
①妻が本来結婚するはずだったのは、私ではなかった。本来は水のエレメントや金星に関わるような男性だった。
②妻は本来、誰とも結婚しない可能性があった。そのため金星は配偶者の表示星として機能していない。
現在のところ、私にはこの二つくらいしか考えつきません。
①の場合、これはゆゆしき問題です。
妻の進路を、私が干渉することで変えてしまっているわけですから。
その場合、私が本来結婚するべきだった相手も、別に存在していたことになります。その人はどうなったの?
生まれ変わりの研究の報告の中には、この世に生を受け、やがて出会って結婚する相手というのは、だいたいあの世的に申し合わせができていて、約束があるというのがあります。
ただ、自由度の大きな人生を生きる魂もあり、相手が変更されることもある、と。
私たちの場合がそれに該当するのがどうか、定かではありません。
でももし、そのような自由度の大きな人生を計画していた場合、当初配偶者になるべきと設定されていたその相手も自由度の大きな魂なので、それはそれでうまくやっていくという話もあります。
この点、私たちが死なないと分からない話です(魂に戻ってみてようやく真実を認識できるでしょうから)。
なので、このケースに該当しているのなら、深く悩む必要はないということです。
そんなことよりも、ただ今そばにいる人を愛し、大切にしていけばいいというだけのことですから。
②のケース。
妻は本来、誰とも結婚しないはずだった。
じつはこっちのほうが可能性が高いように思えます。なぜかというと、妻は本当にそう思っていたからです。
妻のチャートを開くと、びっくりするくらいハードアスペクトです。
てんこもりもりです。
とても良いご家庭に育った妻なのですが、内心ではいろいろと屈折するというのか反発するというのか、そういうところも強かったようです。
そして男運の薄さというのか、そういうものは如実にチャートにも表れています。
そんな中で、結婚運の金星だけは、なぜか妻のチャートの中で一つだけ、ほとんど無傷に近い状態で輝いています。
これは結婚しないかも知れないが、結婚すれば愛情に恵まれた良い生活になる、というふうに解読することもできます。
このケースでも一つだけ確実そうなのは、私の人生にはなんらかの変更があったかも知れないということです。
なぜなら私のチャートでは、結婚しない人生はまず考えられないから、たぶん結婚相手はどこかに設定されていたはずなのです。
結婚しないはずの妻を選択した時点で、私の人生は変わっていることになります。
しかし。
以前記事にしたようにハーモニクス9のチャートで、夫婦には共有する星が出現することがあります。
やはりチャートの安易な即断は禁物です。
妻と私の未来を見ていくと、同時期に同じ種類の星の配置になっているなど、とても偶然の一致とは思われないものも数多く見いだすことができます。
じつは妻と私は、結婚する以前、「仲間」でした。
かなり強いつながりを持った仲間意識で結ばれていました。
つまり結婚しようがすまいが、どこかで共有する運気は持ち続けていた可能性があります。
それがたまたま夫婦という形を取った。
そういうことなのかも知れません。
その形を取るようにし向けたのは、他でもない私です。
おかげで妻には苦労の多い人生につきあわせてしまっています。
私は満足しているんですけどねー。
長くなったので、また補足的な続編を書きます。
