昨日のこと。
「ねえ、zephyrさん。前にあたしにこの時期はいいことがあるって言ってたよね」
「ああ、言ったね」(例によって、何年とか細かいことまでは忘れている)
「予言が的中しちゃったみたい」
ぴんと来ました。
「つい昨日分かったんだけど、赤ちゃん、できちゃった」
「ああ、やっぱり」
その女性、Mさんに言ったことの内容は、だいたい記憶していました。人生上、非常に大きな喜び事がある時期が近々やってくる。子供の出産もおおいにあり得る、と。
さっそくホロスコープを開くと……
進行の金星が出生の月にトライン。
進行の木星が出生の金星に合、さらに出生の海王星にトライン。
進行の太陽はMCに合。
進行の冥王星は出生の木星にトライン。
もう超豪華なデコレーションケーキみたいな運気です。
そりゃ、言うわな。これで喜び事がなかったらおかしい……。
そしてさらに!
進行の月が出生の太陽に、たった今、合になっているのです。
こりゃ、受胎くらい普通にありそうです。これだけソフトアスペクトの援護を受けていれば、特に心配するようなこともないし、きっと元気な赤ちゃんを産むはず。
ただ、その女性は気の置けない人なので、さらに突っ込んで聞くと、子作り作業をしたその日まで遡ると、月と太陽の合はないのです。
進行月と太陽の合は、3ヶ月程度の効力です。受胎時にはまだ発生していなかった。
その時点では、月はASCとトラインを作っていました。
太陽と月の関係は、受胎や出産に深く関与していますが、受胎時に必ずしもこれが必要というわけではありません。
ほかにも月と月のノードの合、月と金星の合などで授かっている女性の例もあります。
ただ、太陽と月の合(あるいはトライン)などが生じるときというのは、そこをポイントとする前後の期間、「想定される出来事」へ引き寄せられる傾向が生じる気がします。
占星術でアスペクトを解読するとき、オーブという許容角を設定し、ある程度の幅を持たせてみます。
占星術師によっては、太陽と月などにはより大きなオーブを設定されている方もいます。
私自身、自分の太陽と月のトラインの効力期間が、チャート上に示されている有効期間よりも、わずかに長いなと感じたことはあります。
七夕の当選者の皆さんにお知らせした時期についても、前後にもう少し影響力が及ぶ可能性もあります。
補足的にそうしたことをお知らせする意味もあって、この記事を書くことにしました。
ちなみに進行太陽が出生月に対して作る合やトラインの有効期間は3年程度。
これは進行図の中で、太陽と月が移動する速度が異なるためです。
太陽は一つの星座を30年かけて移動しますが、月は2年半くらいで移動してしまいます。
その移動速度の違いです。
しかし、どちらも重要なポイントであることは間違いありません。

さあ、今日もゆるゆるとがんばろー!