くすぶらせていた風邪がこじれそうなzephyrです。
一週間ほど前、仕事場のベンチで休憩時間にうたた寝をしていたら、気づいたらまわりが真っ白になっていました。
煙草の煙です。
そこは喫煙スペースでもあるので、もちろん喫煙者の方に文句を言いたいわけではありません。もともと私は喫煙行為そのものにも寛大で、別に身近で吸われても文句を言ったことなどありません。
そんなところで寝る方が悪いのですが、そのときはまわりじゅうが煙草に火を付けていたような状況で、さすがにたまらなくなって席を離れました。
疲れもあったのでしょう。
その時以来、どうも調子が悪かったのですが、昨日、急に喉の痛みが悪化しました。
明日は絶対休めない(つまり今日のことです)――そんな予約状況なのに、だんだん声の出も悪くなっていく。
まずいなあ、と思い、家内に以前医者からもらっていた風邪薬で喉の炎症を抑えるようなのを見つけておいてほしいとメールを送り、帰路に着きました。
その間にも、喉の痛みはじわじわ増すばかり。
帰宅すると、家内が薬を出していてくれました。
とにかく栄養が回復の第一なので、食事をしたのですが、家内がそのときに「卵酒」を作ってくれました。
この卵酒、風邪の引きはじめには結構効果があります。滋養もありますし、身体を温める効果も高く、理にかなった飲み物だそうです。
しかし、美味しく作るのは結構難しい。
酒、卵、砂糖といった材料を、ただ加熱しながら混ぜりゃいいというものではないんです。
家内は酒など飲まない(飲めない)人間なので、もともとこの作り方を教えたのは私なのですが、昨夜も家内は実に上手に卵酒を作ってくれました。
まず卵はよくときましょう。卵黄と卵白が完全に溶け合うくらいに混ぜるのが理想です。あ、白いへその緒みたいな、「からざ」というんですかね? あれは取り除いて下さいね。
といた卵に砂糖、酒を加えます。配合はお好みで。
弱火にかけて混ぜます。このとき、しっかりと混ぜなければなりません。
急に煮立つような火力だと、まず失敗します。
じっくり加熱しながら、しっかりと混ぜ続けるのです。
すると、出来上がった卵酒はクリーミーなポタージュみたいな感触で完成します。
単純なのですが、この加熱しながらしっかり混ぜ続けるというところがキモです。
この作業がいい加減だったり、また急に加熱しすぎると、卵と酒が分離してしまい、出来の悪い茶碗蒸しみたいになってしまうのです。こうなると飲んでも舌触りが良くないし、お酒と卵が別々に口に入ってくるので、美味しくもないのです。
家内の作ってくれた出来の良い卵酒を飲んで寝たおかげと薬の効き目もあってか、喉の痛みは和らいで目覚めました。しかし、ひどく声が出にくい……。
今日一日は非常にハードになる予定。
少々、調子が悪くても出勤しないと仲間が困る。
しかし、もしかするとぐったりしての帰宅になるかも知れません。
これから寒くなってきます。
皆さんも風邪など引かないように、ご自愛下さい。
でも、もし引いてしまったら引きはじめの卵酒、お試し下さい。愛情のこもったやつなら、効き目倍増です。
たまらんでしょう、jijiさん? 今、秋の子猫シーズンまっただ中です。
オバマ氏の個人チャート解読中。