職場復帰して一年 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

一度は離れたサービス業の現場に復帰して、ちょうど一年が過ぎました。
仕事自体は面白いと感じますし、レストランで働いていると、いろんな人間を目にすることができます。
たまの休日に食事に来るご家族、いつも来店されるご夫婦、旅行中に立ち寄られた観光客、見るからに不倫関係(?)のお二人、あるいは足下のおぼつかなくなったおばあちゃんと、それをエスコートして、たまには洋食を楽しませてあげようとするお孫さんらしい娘さん。
先日は、かなり年配のご夫婦をお見かけしました。

終始穏やかなご夫婦で、良い歳月を重ねてこられたことが目に見えて伝わってきます。
時間の過ごし方が、他の方々とは違って見えました。
時間を大事にされているなというか、その中でお互いに向き合っている存在のことを尊重しているというのか。
ゆくゆくはあのような夫婦になりたいな、と思いました。

私と家内は、この冬でちょうど20年です。
歳月が経つのは早いです。とくに子供が生まれてからの人生は、ジェットコースターのように加速しました。ひと月なんて、あっという間。一年もあっという間。
その中で無駄にしてきた時間もあります。もっと努力すれば良かったと思うことも。
しかし、一方でそんなに何もかも時間を使い切るように追い立てられて生きることも、人間には難しいのではないかとも。
機械じゃないんですから。
人間にはきっと無駄も必要なんでしょう。

いろんなことにかけずり回った20年。
そんな中でも、妻子との関係はいつも死守してきました。
私の運気は、妻子に迷惑をかけやすいものなので、そこのところだけは細心の注意を払ってきました。
子供たちも素直に成長し、家族関係は本当に良いものになっています。

これからも彼らを守っていきたい。
そのための職場。それを与えて下さっている方々に感謝を捧げます。ありがとうございます。
そして何より、この家族を与えて下さった運命でも神様でも良いのですが、感謝したい。
私のこれまでの人生で自慢できるものがあるとすれば、それはたった一つ。
それは今の家内を伴侶にしたということです。
(注・前の、はありませんが)(笑)