サンショウウオの話23/礼子 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ある日帰るとドーモーの水槽が森のくまさんバージョンに。土が敷かれ枯葉がまかれ、切り株に見立てた直径10cmくらいの木の輪切りが置かれ、湿度を保つため水をはった素焼きの小さな壷が埋められていました。本来いる環境に近付けたらしいです。
羽二重餅みたいな芋虫達は葉っぱごとデンと置かれています。いっぺんにやるんですか。芋虫達は猛烈な食欲。みるみる葉っぱが無くなっていきます。近所で柔らかそうな木の葉っぱをとって来ましたが食べません。旦那に桜の葉を取って来てもらいましたが食べずに葉っぱの上をうろうろ。ついには葉っぱから去り壁を登り始めます。油断していたら一匹逃亡。戻っていただき蓋をしました。
ドーモーは枯葉の下に隠れて見えず。翌朝芋虫と一緒に壷に落ちていました。夜の間に捕食するのね。餌と一緒に一晩水にぷっかり。芋虫救出、ドーモーは逃げ回るので水位を上げたら自分で出て来ました。難儀な奴です。