我らの子らのために |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

じつは25日、私は不調だった。
以前、気功術の先生にこう言われたことがある。
「人間には魂魄(こんぱく)がありますが、zephyrさんは魂の方がはるかに比重が大きくて、宇宙的なものにも影響を受けやすいんです」
魂は精神、人の精神を司るもので、魄は同じ「たましい」でも肉体を司るものらしい。死後、魂は天に昇り、魄は地に留まると古くは考えられていたらしい。
要するには、私は肉体が希薄ということか?

気功術の先生曰く、私の肉体は、彗星とか流星とか、そういう凶星が運んでくる波動にも敏感で、そういうときに首が異様に凝ったりするのだそうな。
25日、私は首がまさにそういう状態で、しかもひどく耳鳴りがしていた。何度も。

耳鳴りが地震の前兆だというのは、なにも私個人の特異体質ではない。
他にもそういう経験をする人がいるという報告を、ものの本で読んだことがある。
我が家の娘も、じつは25日、学校で何度も耳鳴りがしたらしい。

私はというと、首のリンパが張り、すぐに脹れあがりそうな雰囲気だった。
「これはやばいな……」
と思っていた。
要するに私は、25日には冥王星移動の波動をキャッチしていたのだろうし、地震の気配にも反応していたのだろう。
ただ、それがどんな規模のものか、そこまではわからない。

現実には能登半島で起きた地震は、大きな被害は出さなかった。
ほかにも東北であったようだが、とりあえず!

今はもう耳鳴りはしていない。

26日の朝、目覚めてからは気になるような耳鳴りはないし、首も張らない。
とりあえずひと安心というところなのか?

もっとも冥王星が星座を移るまさにその日に、何かあったなどというのは阪神大震災のときぐらいで、実際、過去の例を見ると、その年、あるいはその後の一年間ぐらいの間に大きな事件が起きている。
これで終息などというのは、早計もいいところだ。

冥王星が星座の境界を入ったり戻ったりを繰り返した後、あのチェルノブイリ原発の事故が起きている。
今年もそういう現象があることを考えると、本番は今年の後半から来年に起きる可能性もある。

今回の地震がごく小規模で済んだのは、もしかすると人々の祈りが届いたのかもしれないと、ふと思いがよぎる。
イエス・キリストではないのだから、一人の人間が祈ったら奇跡が起きるなんてことは、なかなか私には考えられない。
しかし、祈りが何らかのパワーを持つことは、科学的な立証は難しいが(機械で計測するといったことは)、しかし、実証的には確認されている。

人の祈りは、確実に現実を生むのだ。

もし私の呼びかけに呼応してくれた人が何人か、あるいは何十人かいて、同じように祈ってくれたとしたら、それが力となることはあったのではないかと信じたい。
だから、祈りを捧げてくれた方々に、とりあえずお礼を申し述べたい。

ありがとうございます。

「不都合な真実」ではないが、他人事として考えるのではなく、やはり地球あっての人間の生活、幸福がある。
国が大動乱に見舞われたら、個人のやりたいこと、個人の幸福など消し飛んでしまう。国家優先ということでは決してないが、やはり土地がなければ作物は育たないのだ。花も咲かないのだ。

だから、私は自分の子らのためにも、この平和が保たれて欲しいと願った。
地震災害もテロも、正直、いりません。
一人一人が幸せに生きていくために、私たちはもっとましな選択ができるはず。
隣にいる人を愛し、大事にしましょう。
そしてより多くの人を愛しましょう。

我らの子らのために。