そっと去った人 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ようやく気になる時間帯を過ぎたが、じつは今、列車に揺られている。
丸亀の親戚で不幸があり、その通夜に向かっている。

冥王星の移動と共にみまかったのは、私のすでに亡くなっている祖母の妹さんだ。
私が好きだった祖母、きっと妹さんを迎えにきているだろう。

冥王星は今まさに空を巡って、山羊座に入ったが、じつは私もつい先日、自身のホロスコープの月が、双子座に入ったばかりだ。
星が星座の境界をまたぐとき、様々な思いがけないことが生じることが多い。
前回、月が牡牛座に入ったときは、父が吐血、下血で、危うく死ぬところだった。

しかし、人間はそのスター・エフェクトさえ、自分の力に変えて、生きていくことができる。
私はそうやって、頑張っている人を知っている。
今回の冥王星エフェクトも、人類がバネにできればいいのだが。