先日、オダギリ・ジョーさんと香椎由宇さんが結婚することを発表されました。
オダギリさんは「仮面ライダー・クウガ」以来、好きな俳優さんで、最近の「時効警察」も見ておりました。
自分が将来に描くであろう名探偵像を演ってほしいなどと、勝手に夢想。
このお二人、なんと誕生日が同じだそうです。11才違いの2月16日生まれ。
占星術家ならこういう二人の相性や未来は気になるところですが、この女優の香椎さん、実家がとても厳しくて、門限があり、二人はそれを守って何年もお付き合いをしてきたということです。このお話に関連して、あるラジオ番組でコメンテーターが以下のような統計に基づいた話をしていました。
「昔と今では門限の認識が違ってきている」
「昔は夜になっても帰らない=セックスをしている、といった基準で考え、それを制限するために門限があった」
「現代は夜の町でも若者の居場所ができた。高校生以下でも居場所がある。それにつれて門限というものもゆるくなってきた」
やや単純な見方かも知れませんが、大筋ではその通りかなと思いました。
「じつは親御さん夫婦の仲が悪いと、高校生などの若者も性体験が豊富になり、大人になっても結婚しない人が多いという統計がある。親御さん夫婦の仲がよいと、当然、結婚率も高くなり、若いときの性体験率も下がる」
ふーん。分かるような話。
要するに自分の親の仲が良ければ、結婚に夢も持てるし、男女の関係を肉体的にも精神的にも大切なものと感じるようになり、逆に親の仲が悪いと、男と女なんて所詮、カラダだけのつながりという考えから、セックスもさして大切なものでなくなり、結果的に性体験率が上がり、ゆくゆくは結婚生活に夢が持てないので結婚もしない、ということなのだろう。
「うちの場合、親の仲が良いか悪いかなんていうのは愚問だね」
と、いっしょにラジオを聞いていた娘が言った。
娘はわりと近年まで、夫婦というのは仲が良いのが普通だと思っていたのだが、他の友だちの家庭の状況を聞いて、「世間ではそうでもないんだ」とようやく認識を増加させた(認識を改めたというのではなく、知識が増えたというべきだろう。ちなみにこの娘の幸せな勘違いは他にもあって、自分の父親がそうだから、作家の親というのはそんなに珍しくないと思っていたらしい。これも外れではないが、現実にはそんなにごろごろもいないのだと後で知ったそうな)。
このコメンテーターの統計がどういうものだったのか、よく聞き取れなかったが、それなりの理由があるように思えた。
我々親はやはり次世代に対しても、大きな責任があると思う。
不幸は連鎖し、幸せもまた連鎖するからだ。
不幸の連鎖はどこかで断ち切らなければならないし、幸せの連鎖は途中で壊さぬように大切につなげていく必要がある。
占星術で見ても、離婚する親から生まれている子供の運気は、やはり「家庭運」が壊れているものです。
離婚する夫婦は、やはりどちらもが最初から離婚運を持っていることが多い。ゆえに離婚相を持つ相手をわざわざ選んで結婚しているのです。
しかし、個人の責任は運命に還元されるべきではないと私は考えます。
それは責任転嫁というもの。
運命学的にも、個人の命運は個人の責任なのです。
そして離婚相を持っている人でも、ちゃんと添い遂げている人も実際にいます。
要はその人の心がけ次第。
自分が幸せになれば、次の世代も幸せになっていく。
そう思えば、なんだか自分の人生や命も、大きな連鎖の中でちっとも無駄ではないと思えませんか?