秋の味覚は我が家の裏に |  ZEPHYR

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クチコミネタ:食欲の秋、食べたいものは?

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本文はここから


秋の味覚と言えば、サンマ、栗、松茸、梨、葡萄……。
岡山は葡萄、とくにマスカットアレキサンドリアの産地として有名ですが、個人的にはピオーネが大好きです。昨夜もパンパンに膨れあがった果肉を息子と共に食しました。
皮なんかむいちゃダメです。
あの果肉と皮の隙間のあたりが、とくに美味しいんですよねー。

そして今夜の我が家はサンマです。
今年は豊漁だとか。
しかも、サンマは普段よりも大きく成長しているものが多く、脂もたっぷりのっているとか。
この秋、すでに三度目くらいの我が家の登場ですが、お仕事で出かけていった奥さん(頑張ってきてくれえ~、愛しているよ~)の話では、今夜はサンマと冷や奴だそうな。
私はサンマには大根おろしが欠かせない人です。
やっぱ、いりますよね。
ないと、七味唐辛子のないうどんみたいなもんです。
今夜はやっぱ、ビールは発泡酒ではなく、「秋味」かなあ。

そして我々庶民には高嶺の花、松茸。
じつはもう十何年か前、とある知人のご招待で県中部の加茂町というところを訪ねていったことがあります。
そこでは松茸が豊富に採れ、なんとその家のお母さんが松茸づくしの料理をごちそうして下さったことがあります。お汁も、松茸ご飯も、煮物も、焼き物も、ホントに最高でした。
後にも先にもあれほどの松茸料理を食したことはありません。
でも、あんな贅沢はもうなかなかないでしょうね。

時に我が家では、両親が椎茸を栽培しています。
松茸には香りは及びませんが、栄養価や触感ではうちの椎茸は劣りません。
しかも、でかいんです。
正確にはでかいのも採れる。どれくらいでかいかという、スーパーで売っているLサイズの椎茸が一個これくらい→○ だとすると、うちの椎茸はこんなです

いや、嘘じゃないですから。
もちろん普通のサイズのほうがたくさん採れますけど。こういうのでお土産パックをつくって売っています(これがまた飛ぶように売れる)。
世の中には椎茸を嫌う人もいますが、うちの椎茸は嫌いな人でも食べられる。
ちょっと網焼きとかにして、塩こしょうやポン酢だけで十分に美味い!
衝撃を受けること請け合いです。
もう少ししたら、この椎茸の収穫も始まります。

しかし、私が今、なによりもこの先に食べたいもの。
それは我が家の裏にあります。これです。
                     ↓



なんだかわかりますか?
まだ青いですが、柿です。
しかも熟し柿
このまま木の枝に生ったまま熟していきます。そうすると、やがて柿らしい色合いに変化していき、皮の中はぶよぶよに果肉がゆるんでいきます。

これが、
まことに、

美味いんです

もう行儀も作法も、こういうのを食べるのにありません。
ちょっと皮を一部破り、そこから口を付けて、
「ずるずるずる」
種のまわりについているのが、これがまたいいんですよねー。

あと何日で食べられるだろう……(エヘ)。