クチコミネタ:3連休何する?
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正直なところ、15年もホテル勤めをしていたので(過去形、先月をもって退職)、一般的な連休って、もうここのところ味わったことがないんですよね。
盆、正月、GW(うちのアニメ・オタク娘はこの表記を見ると「ガンダム・ウイング!?」と思うらしい)も、まったく人並みの行いをしたことがない私。
今は次の仕事へのインターバル期間なので、毎日の出勤に縛られる状況ではないのですが、日常の中では占いの注文があったり、小説の執筆があったりと、決してお暇な状況ではないのですが……やはり!
今は子供たちに合わせた行動が取れるんだ!
そう思うと、無性に嬉しいです。
幸いうちは、上が高三の娘、下が中三の息子ですが、どちらも親など話したくもない、接触したくないというような子供たちではなく、なぜかいつまでも和気あいあいのファミリーです。
ガンダムSEEDのDVDを四人で食い入るように見入っている親子です(まあ、そんなことばかりではないのですが、ここのところのマイ・ブームということで)。
といって、どちらも受験を控えた三年生。
父ちゃんは、応援しているぞ! (応援だけはね)
というわけで、子供たちとどこへ遊びに行くわけでもなく、日常が続いてしまう。うう……(ノ_-。)……。
そんなとき、ふと高校時代からの友人、Nのことを思い出した。
そういえば、椎間板ヘルニアのせいで腰が悪く、手術するかもしれないと言っていた。
その後どうなったのか。
それにあいつはまっとうな勤め人なので、今は連休だろう。
とにかく顔を見に行こう。
Nは私の数少ない親友。
訪ねていくと、小学生の息子と娘が、物珍しい来客にたわむれてくれる。
うーん、君たちと遊びに来たんじゃないんだが。
Nは意外に元気そうだった。
手術はせずに、なんとかやっていくとのこと。
会話はもう、ほんとになんでもない近況報告ばかり。彼のヘルニアのこと―(子供たちに邪魔され)―私の新しい仕事のこと―(子供たちに邪魔され)―彼の職場のこと―(子供たちに邪魔され)―私の子供たちの受験のこと―(子供たちに邪魔され)―。
「おっちゃんと遊ぶのー」
まあ、嫌われるより、よっぽどいいんだけどね。
しかし、こんな時間が持てるようになったのは幸せだよね。
前はNのところを、お気楽にぶらっと訪ねることもできなかったんだから。
3連休。
それは私にとって、ずっと失われていた関係を取り戻す時間。