コスモ・パラソーラー・プラン |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

我が家は倉敷市児島の中でも、もっとも標高が高く、僻地にある。
ゆえに町中とは比べものにならないほど、涼しい。
夜にクーラーに頼ったことは、この夏はまだない。

とはいえ、
まだまだ暑い(そんな書き方するなよ~、よけいに暑いぢゃないか~、という声も聞こえそうだが)。
お盆頃の猛暑も少し減退したようだが、やはり暑い

地球温暖化の根源は、やはり温室ガス効果がもっとも大きいのですが、中国やインドの状況など見る限り、これに歯止めをかけるのは相当に難しいようです。
このまま進むと、地球と人類は大変な局面に突き当たることは必定。

ゆえに私は、以下のプランを提案致します。
それは、
コスモ・パラソーラー・プラン
です。
先進諸国が結束して出資し(これまでの温暖化への責任を取る形で。そしてもちろん中国やインドにも協力要請)、衛生軌道上に巨大なパラソルを展開させるのです(数十機)。
もちろん地球への太陽光線の照射をコントロールするためです(要するに宇宙の日傘です)。
普段は傘の軸を中心に、長い扇形のハネを何枚も重ねて、それぞれ四方、十字型に伸ばして格納しておき、太陽光線を減らしたいときには扇状のハネを展開して、丸いパラソルにするのです。
日照量が減れば、温暖化をある程度阻止できるはず。
それどころか逆に寒冷化させることも可能でしょう。

遠い衛星軌道上なので、たとえばその下の国が真っ暗になるなんてこともない。全体としては昼の景色には変わりないでしょう。
いくら巨大な日傘とはいえ、宇宙的には小さな物。
しかし、その小さな物が果たす役割は大きい。

この日傘、単に太陽光線の進入を軽減するだけではない。
パラソルにはソーラー・システム機能を持たせ、宇宙での太陽光発電を行う。
地表に届く太陽光線のエネルギーとは比べものにならない強烈な宇宙空間での太陽光を使った発電は、地球のエネルギー問題を一挙に解決するでしょう。

パラソルは長いケーブルで地上とつなぎ、送電を行う(こういう技術はもう現実的な段階と聞いている)。
無限無尽蔵のエネルギー、太陽。

我々はこの至高の存在と、もっとうまくつきあえる時代に来ているのではないでしょうか。
何のための科学技術でしょうか。
人を殺すためですか。
土地や資源を奪い合う、無意味な争いはもうやめるときです。

NASAでも文部科学省でも、宇宙開発事業団でもかまいません。
そういうところに関わりのある方、また家族や知人にそういう関係者がいらっしゃる方、どうかこのプランを進言し、真面目にご検討下さい。