zephyrです。
7はカバラによると、神の数字だそうです。
そして6はそこから一つ欠けた数で、そのため聖書では666を悪魔の数字としているとか。
この7が三つ揃った日、世界には何が起きるのだろう?
7は不思議な数字で、1を7で割ると、小数点以下に142857142857……という循環数字列が現れる。
3や9で割っても、終わりのない数列にはなるが、3や1といった同じ数が並ぶだけ。
このような不思議な循環数字が現れるのは、7だけ。
終わりなき創造の摂理の数。
そんな印象を持たされます。
以前、イベントの仕事で京都の丹後半島を取材したとき、その地にある羽衣伝説や浦島伝説が、7月7日に関わっていると知りました。
男女の逢瀬と別れには、どうもこの7が関わっているようです。
男女の象徴は、図形的には▽△で表されます。
つまり個体は三角形、3なのです。
3角柱のプリズムを透過した光が七色に分かれるのは、実に象徴的です。
この世は色でできている、色が目に映るから存在するのだと言っても過言ではないでしょう。
つまり3は創造の基本。
1は点、2は点と点を結んだ線と考えると、3は三つの点を結ぶことによって、はじめて「形」を形成することからも、3が創造の土台になっていることはわかります。
この3の図形的象徴が▽△で、これが男女、陽と陰を表し、この二つが結合、組み合わされたものが六芒星です。ダビデの星ですね。
したがって6には結合、完成といった意味合いがあるはず。
数秘術でも6はファミリーの数で、タロットでも6は「恋人」、男女のナンバーなのです。
では、7は?
6を超えた数である、7は男女の組み合わせから生じた、新たな創造といった意味にもなります。
タロットでは7は「戦車」。
積極果敢な前進力、開拓力、勝利のカードです。
そして若々しい男性のカードでもあります。なるほどといった感じです。
しかし、6で結合を果たした男女には、やはり「別れ」というのがつきまといます(物語的にはどうしても)。
したがって7は別離の数でもあるのです。
七夕が男女の逢瀬と別れの数であるのは、このような潜在的な理由があるのかもしれません。
空は今のところ曇天。
天の川は見られそうもないけれど、牽牛と織姫の束の間の幸福を祈ろう。
そして今、共に過ごしているすべての愛し合う2人の、永遠を祈ろう。