「法王庁の避妊法」を上演したのは、演劇工舎「ゆめ」です。
最初、工房になっておりました。
関係者の方々、すみません。m(u_u)m
さて、身辺があわただしい。
結婚しようとする人、新しい出会いを得ようとする人、職場を去る人、とどまる人……。
先日、私がお世話になっているホテルを、T君が去っていった。
長年(といっても、10年くらいか)勤めてきたが、この度、良い仕事の話に巡り会い、過酷で薄給の労働環境から脱していった。
まじめにやっているT君の仕事ぶりを見込んで、舞い込んだ「良縁」だった。
いろいろと人間を観察できる機会の多い職場なので、小説の上でも人生の上でも参考になることが多いのだが、おなじように働いていても明暗を分けてしまうことってあるんだなあと思う。
もうホテルを辞めたくて、でもいい再就職先が見つからず、蹴られ続ける人間もいる。
かと思うと、T君のようにひょっこり思いがけず、良いお誘いが来る人もいる。
何が違うんだろう。
人徳といってしまえば、それは正解。
しかし、よくよく見てみると、同じように仕事をしているように見えても、お客さんから好感を持たれる人とそうでない人がいることがわかる。
そうでない人が悪いというのではない。
仕事をちゃんとやっているとか、お客様に対してきちんと対応している、とか、それらは当たり前のこと。
でも、好きでこの仕事をやっている人とそうでない人とでは、中身が違っている。
好きでやっている人はお客様に好感を持たれる。
好きでやっているわけではないがちゃんとやっているだけの人は、好感まではなかなかもたれない。
まして、「お、こいつ、いいな。俺のところで使ってみようか」までは、なかなか行かない。
この違いだろう。
したがって、好きでもない仕事を続けている人間のほうが、そのまま好きでもない仕事から離れられない可能性が高いのだ。
好きでやっている人間は、その同種の仕事ならば、より良いステージに上れる可能性が高い。
とまあ、いろいろと考えるこのごろ。
皆さん、好きなことをしましょう。