先日、「法王庁の避妊法」を観劇したとブログに書いたが、このとき、妻と二人の子供と見に行った。
「法王庁の避妊法」の中には物語の性質上、男女の「交合」だとか、「月経」だとか、「夜、仲良くする」こととか、話が飛び出してくるのだが、これを見ているときに中2の息子が、隣に座っていた家内に
「そうなの? そうなの?」
と、しきりに連発していたらしい。
いまどき、ずいぶんと奥手な話だが、どうやったら子供ができるか知らなかったらしい。
実は私にも似たような覚えがある。やはり中学時代の話で、1年生の時だったと思うが、私は過疎の小学校でのんびりと育ったせいで、そのあたりのことを全く知らず、いきなり中学校に放り込まれ、「社会勉強」をさせられてしまった。
私は当時、子供というのは父母が好き合って暮らしていると、自然にどこからともなく生まれてくるものと思っていた。というよりも、あまり考えたことがなかった。
ところがいきなり同級生からSEXのことを知らされ、ショックを受け、上記のような反論をしたところ……
「ばかやろー。なら、おまえが好きな女がいて、そいつのそばにおまえがいたら、その女には子供ができんのかよ」
と言われ、あえなく玉砕した。
うーん。親子というものは似るものだ。
まあ、息子の場合は他人から馬鹿にされる前だったろうから、今回の観劇はさらに有益だったと言えるだろう。
良かった良かった。