最近、冴えまくっている。
4月27日に我が水星(知性)が逆行から巡行に転じて以来、やはり徐々に冬季を脱していったようだ。
振り返ってみると、水星が逆行していた時期(知的能力の半減)でさえ、よくもあれだけの仕事ができたものだと感心する。ミステリー・イベントの原作小説など、確実に進化している(と自画自賛しておこう)。
知性が正常な力を発揮できるようになったせいか、先日脱稿したフォーシーズンの新作(イベント原作)は画期的なものになったし、手応えがそれまでのものとは違っていた。
再開しようとしている「リメンバー」の新しい着想も得た。そのときに今までになかった不思議な体験をした。
その不思議体験で得たことが新たな推進力となって、「リメンバー」はちょっと骨休めの寄港地から離岸し、目的地を目指して航行を再開した。
今年は間に合わなかったが、来年には大学のテキストも用意しなければならない。
今はそれを睨んだ講義を毎回行っているが、「文学と歴史」なんて自分はまともに学んだこともないし、推理小説以外の部分ではあまり良い講義はできないだろうと思っていたら、さにあらず。
なんと、これまで内容の濃い講義をこなしてきている。
物語の発祥から、ようやく今は日本列島の文学の歴史に入ってきた。
ここから先は難しいかなと思っていたら、そうでもない。
ちゃんと歴史を踏まえた、独自の視点での講義が進みそうだ。
やがて推理小説論に入っていくが、これも独自の視点での切り込みができるとめどがついた。
次回は日本における文学の推移を総括的に見ていく。
その後は、ポーの「モルグ街」などのミステリーの発祥と発展の話になっていくだろう。
そして、日本でのミステリーのこの隆盛。
「なぜ日本人はこんなにもミステリーが好きなのか?」
その答えが用意できそうだ。
さらに、大学のテキストのことをあれこれ考えていたら、その一部から新作の着想を得た。
これは推理小説の根本に関わる物語になるだろう。
タイトルも決まったが、公表すると内容がある程度わかってしまう可能性もあるので、ただ「D」としておこう。
「D」には恐ろしい男が登場する。
この男の呼び名がタイトルと同じ「D」なのだが、その「D」がいつか皆さんを驚かせる予感がする。