よく降る。
降りすぎである。
記録的な豪雨による土石流、土砂崩れ、河川の増水による浸水などの被害のニュースが後を絶たない。
ここ数年、日本に増えたものの一つに、自然災害がある。
地球温暖化の影響などももちろんあると思うのだが、ある特定の国に自然災害が増加していくのは、じつはその国そのものの中身に大きく関わっていると思われる。
統計的にきちんと調査してもらったら明白になると思うのだが、自然災害と人心の荒廃はシンクロしているらしいのだ。
好例(という言い方は適切ではないかもしれない)が北朝鮮である。
国家が独裁的指導者の支配下におかれ、自由もなく、人民に不平や不満、恨み、欺瞞といった心が増加し、それがあるレベルを超えたとき、自然環境もあたかも同調するかのような変化を見せたのではないか。その結果、北朝鮮では干魃など深刻な自然災害に見舞われ、農作物も十分に取れず、人々は飢え、嘆き、自分たちを救済できない国家に、口には出せない根深い恨みをつのらせる。
戦争や紛争の絶えず、難民を出し続けているアフリカの国々。
ハリケーンによる大打撃を受けたアメリカ。
信じがたい猛暑に襲われるヨーロッパ。
民族間の軋轢を力で押さえ込もうとするロシアが抱える、深刻な農作物の不作。
そして日本。
自然災害は警告と受け止めることができる。
今、この日本でなにが起きているのか。
人々はどうなってしまったのか。
どんな事件が毎日起きているのか。
災害と人間には、密接な繋がりがあることがわかる。
「水は答えを知っている」の江本勝氏は、「様々な言葉を見せた水」、「音楽を聴かせた水」、「想念や祈りを送った水」などの結晶写真を撮影し、世界の人々に「証拠」を突きつけた人物である。
「ありがとう」の言葉を見せた水は美しい結晶を作るが、「ばかやろう」の言葉を見せた水は結晶を作れないのだ。
祈りを捧げた水は、たとえ水道水でも美しい結晶を作ることができるようになる。
自然は完璧である。
そして人間も7割は「水」でできている。
人の心が変われば、水は美しさ、輝きを取り戻す。
心が変われば、当然、人も、住む世界も変わる。
それも結晶という単位では、そんなに時間を要さない。一瞬で変わる。
この水害。
日本はどうなっているのだろう。
そして、どうなればよいのだろうか。