一昨日兄貴と姫路城に行って参りました。


雲一つ無い晴天の姫路城のなんと綺麗な事、流石白鷺城と言われるだけございます。




威風堂々の佇まいとは正にこの事ではございます。



下から見上げますと、自宅のマンションが14階建てでありますが更にその上を行く高さに凡そ500年も昔に造られたとはとても信じられない思いでございます。



天守閣へと向かう城内を歩いておりますと、石垣の高さや曲がりくねった通路、くぐる度に間口や高さが低くなる門に馬はここまでしか通れないな、長物を立てて通るにはここまでだな、ここで迎え撃ちされると防ぎようがないなと、どんどん攻め手が丸裸にされて行くのが実感できます。



天守の中は上階に登る毎に階段の傾斜がきつくなります。槍や火縄銃を置いたであろう武具掛けがあり、刀だけにされた攻め手は大変そうです。


位置的に小天守への通路の入口でしょうか。大小二重の入口になっていて考え深いものがあります。

傍目には美しい日本のお城ですが、全てに於いて戦うことのみを考えて作られたその作りを実感すると、あらためて当時の戦乱と言うものが、どれだけ日常的に生死が身近にあったのかを感じ取ることが出来ました。

お店はどうお客さんに商品を手に取ってもらえるかを考えてレイアウトや陳列を考えて進化していく訳で、資本主義社会の中ではそのことのみを考えて店を作るのと同じように戦乱の世の中では必死に生き残りをかけて城や砦を作る。

これほど巨大なお城であっても一切の手抜きを感じさせません。自分の使う「必死」と言う言葉の軽さを痛感せざるを得ませんね。

マジで仕事頑張ろって思いました。