抑鬱亭日乗 -17ページ目

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 コロナウィルスのワクチンを早く接種したい。

 言うまでもないが医療や介護、教育系の仕事に従事する御仁及び高齢者が優先である。

 気になる大きな点がある。

 大企業がワクチン接種の申請をし、認められるとワクチンを打ってもらえる点である。

 

 構成員数名の零細組織は大企業が受ける恩恵を受けることはできない。

 大企業に就職できなかったという自己責任に起因するのではあるが。

 零細組織は人数が少なく、ワクチン接種のために医者が事業所へ出向くことは現実的ではない。

 現状は地方自治体が発行する案内を待つしかない。

 小生はその案内を首を長くして待っている。

 

 零細組織の人間は大規模接種会場か地方自治体の接種会場で受けろというのが国の方針であろう。

 大企業なら多くの御仁に効率的にワクチンを接種できる。

 

 日本の法人税による収入の多くは大企業が担っている。

 日本の会社の99%は中小企業で構成されるが、法人税の納税額は大企業の方圧倒的に多い。

 国に納めるカネもワクチンを接種に関与しているのではなかろうか。

 微々たるカネしか払わない零細組織のためにワクチンを接種するメリットはないと言わんばかりに。

 

 働く組織の大小により、ワクチン接種の可否を決める国の方針に小生は断固反対する。

 我々にも投与せよと拡声器で叫びたい。 

 先日、帰宅途中の出来事である。

 

 小生は自宅付近の道路で停車せざるを得ない状況に陥った。

 道の真ん中でハザードランプを点灯している車が駐車されている。

 困ったが、車の運転手が電話中かカーナビを設定しているのだろうと考えた。

 

 待つこと5分。

 車は発進しない。

 ナンバーをみると「なにわ」である。

 京都の田舎で「なにわ」を見ることはない。

 

 待つことさらに5分。

 車は停車したままである。

 小生はライトを点けたままなので、小生に気付かないはずはない。

 クラクションを鳴らそうかと考えたが、近所なので揉め事にしたくない。

 そもそも「なにわ」にクラクションを鳴らすのは自殺行為でもある。

 車から屈強な御仁が出てくるかもしれない。

 「なにわ」ナンバーに敵対するのは勇気が必要である。

 

 さらに5分。

 決断の時が迫ってきた。この車が動かない限り、小生は帰宅できない。

 恐る恐るハンドルの中央部に手を置く。

 「ピッ」と屁のようなクラクションを鳴らすが、反応はない。

 再度「ピッ」と鳴らすが反応はない。

 

 小生は決めた。

 どんな御仁が出てきてもよい。連れ去られる覚悟もした。

 そこから車の持ち主が出てくるまでクラクションを鳴らし続けた。

 20~30秒、ハンドルの中央部に力を込めた。

 近所から青年が飛び出してきた。

 

 乗車するが、もたもたして発進しない。

 その間も小生はクラクションを鳴らし続ける。

 相手は混乱したのか、ライトを点けずに街頭のない田舎の夜道へ消えた。

 

 車は道に寄せて駐車してもらいたい。

 

 最近、唐揚げ屋が急に増えてきた。

 新型コロナウィルスの蔓延前はタピオカジュースが流行っていた。

 道行く令嬢はカップを持って歩きながらタピオカジュースを呑んで

 

 この1年程でタピオカ屋は激減した。

 入れ替わりるように唐揚げ屋が台頭してきた。

 狭い店舗で材料とフライヤーがあれば商売ができる。

 小生の住む田舎でも駅前に2件の唐揚げ屋がオープンした。

 

 ファッションに流行りがあるように、食べ物にも流行があるのだろうか。

 初期投資が安価で、撤退もすぐにできるような業態が唐揚げやタピオカ系である。

 

 唐揚げの次に何が流行るのか。

 小生は予想すらできない。

 門倉氏は生きていた。

 よかった。

 どこかの山中で命を絶っているかもしれないと思っていた。

 妄想が杞憂に終わってよかった。

 門倉氏に何があったのかわからないが、精神が追い詰められていたことは想像できる。

 

 身長190㎝、長いアゴ。

 どこかの駅を歩いていると、それが門倉氏であると瞬時に判別できる。

 目撃情報はないようなので、涙を流しながらどこかに隠れていたのだろう。

 

 精神疾患を患っていると報じられている。

 誰かが門倉氏を病院に連れて行ったのだろう。

 優しい人がいるのだなぁ。

 

 

 

 数日前に近畿地方が梅雨入りした。

 観測史上、最速の梅雨入りだと報じられた。

 この数日、毎日雨が降っている。

 

 梅雨入り前に終わらせねばならぬことがある。

 田植えである。

 小生の住む地域では、5月の中旬から下旬に田植えをする御仁が多い。

 梅雨入りまでに田植えを終わらせばよいという御仁は少なくない。

 

 田植えにはいくつかの作業がある。

 まずは代かきという作業から始める。

 要するに田植えの準備である。

 代かきにはトラクターが必要である。

 このトラクターに悩まされる。

 

 トラクターが低速度で公道を走行すると、道が渋滞する。

 この渋滞は予測不能である。

 梅雨入りしてしまったので、多くの御仁がこの数日に代かきを行った。

 何台ものトラクターが走行するので、予想できない渋滞に何度も巻き込まれた。

 

 史上最速の梅雨入りが渋滞を生み出すとは思いもよらなかった。