繁忙期 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 一年で一番きつい時期を乗り越えた。

 正月明けから3月中旬まで気力、体力、根性がないと務まらない。

 5月も厳しい時期であるが、この3カ月に比べるとまだ余裕がある。

 

 顧客が新規の御仁を紹介してくれるのはとてもありがたい。

 しかし、このような新規の断れない顧客が来ると、件数が増える。

 むげに断ると、依頼が少なくなるリスクが高まる。

 組織の代表は「件数を減らす」というが、今年も件数が増えた。

 過労死ラインなど気にしていられない。

 このように早朝から深夜までこき使われ続けた。休日はほぼない状態である。

 

 毎年恒例の現象が発生する。

 歩行者信号は朝と夜で見え方が異なる。

 朝の信号は人物が歩いている。

 夜の信号は歩行者の手足が数本に見え、走っているように見える。

 乱視はたった一日で進行するものらしい。

 だが、休息し次の朝を迎えると、進行したはずの乱視が治癒している。

 

 嗚呼、疲れた。

 ニュースで大企業であるが、新卒初任給が21~25万円に上昇する傾向にあるという。

 新卒初任給以下の給与でも、常に自分はプロフェッショナルであるという自覚は揺らいではならない。

 全国的な賃上げの波紋は大企業が中心でり、零細組織には及ばないのが現状である。

 ストライキを決行する御仁もいるようだが、小生がストライキを敢行すると、待っているのは解雇である。

 「お前の代わりはいくらでもいる」という言葉が大嫌いである。