新しいモノが好きという御仁が運営する会社の財務諸表を作らされた。
残念だが赤字決算である。新型コロナウィルスの影響を受けている。
多くの自然人、法人に悪影響を与える罪深いウィルスである。
小生は所有していないが、その会社でビットコインという「仮想通貨」を保有している。
この仮想通貨の取り扱いがよくわからない。
現金のような「決済手段」なのか、短期で売り買いを繰り返す「短期な投資」なのか。
上記二つの性質とは異なる「長期的な投資」なのか。どれだろう。
期末に時価評価をするのだろうか。売買損益の取り扱いはどうするのか。
代表者は「仮想通貨を購入したい」という意思のみで購入した。
さあ、仮想通貨をどのように位置づけるのか。
仮想通貨を決済手段と捉えるべきか、投資資産とすべきか。
現在、仮想通貨の会計基準は完成していない。
実務上の取り扱いが公表されているので読んでみたが、完成度は低い。
個人的に気になるので、研究論文を読むことにした。
大学の図書館にそれらが存在することを突き止めた。
本日は土曜なので、混雑していないだろう。
「よし、決行だ」と勇み足で大学の図書館へ向かったが、学生以外は立入禁止であった。
新型コロナウィルスは小生をも困らせる罪深いウィルスである。