難問 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 池袋で12人が死傷した事故を起こした御仁が姿を現した。

 事故を起こした本人も負傷し、入院していたようだ。

 

 ニュースの映像を観て、再び怒り心頭した。

 大きな帽子にサングラス、マスクを着用して病院から出てきた。

 なぜ、顔を隠すのか。

 本当に詫びる気持ちがあるのだろうか。

 

 この期に及んでまだ、「アクセルが戻らなかった」と供述している。

 アクセルペダルを踏んでいたら、ペダルは決して戻らない。

 不自由な右足でアクセルを踏むので、これまでと同じ感覚で運転するのは極めて危険である。

 この期に及んでまだ自動車に責任があると主張する。

 

 上級国民は都市部に住んでいるので、交通の便は比較的よいのではないだろうか。

 公共の交通機関で通院することは不可能ではあるまい。

 

 小生のように地方に住むと、自動車は欠かせない。

 通院の際には自分で軽トラを運転し、病院へ向かう御仁が多い。

 センターライン上を走行したり、急に減速し、指示器なしで右左折する御仁が目立つ。

 

 病院通いにタクシーを呼べるリッチな高齢者は少ない。

 地方では病院通いに自動車は欠かせない。

 年齢を理由に免許証を返納させても、交通手段がなければ通院できない。

 

 このような事故はまだ起きると考えられる。