地本で市議会議員選挙の選挙戦が始まった。
朝から街宣車で大声を出され、目が覚めた。
4年に一度の大人の就職活動なので許してやろう。
朝早くから駅の改札口で「行ってらっしゃいませ」と候補者が並んで叫ぶ。
投票日の翌日から誰も駅構内で叫ばない。
せめて1日くらい「投票ありがとうございました」と言ってはどうだろう。
選挙戦中は腰が低いが、当選すると再びふんぞり返る。
小生も煩悩にまみれた人間なので許してやろう。
投票日に投票できない御仁は期日前投票で投票する。
特定の御仁は郵送で投票が可能である。
有難いと思いきや、疑念が生じる。
老人に多いと思われるが、要介護5であれば郵送で投票できる。
この規定は現実を考慮していない。
小生の祖母が要介護2と判定されている。
要介護5より低いが、自分で投票所へは行けない。
介護の施設に入っている御仁も投票所へ行くのは難しい。
若くても、入院中の御仁も同様と思われる。
そこで、地方公共団体の職員がこのような施設へ赴き、端末で投票するようにできないのだろうか。
「それは無理」と一蹴されるだろう。
だが、市民の投票する権利を最大限に実現させることも地方公共団体に課される職務ではなかろうか。
出張投票サービスや郵送で投票できる要件の緩和を検討してはどうだろう。