昨日は両親の仲人に会った。
その人物が小生の誕生を大きく左右した。
別の家に縁談を持ち込んでいたら、小生は存在しない。
目に見えない大いなる力が働いているのだろう。
父方の祖父は、戦後に養子としてやってきた。
その祖父は小生の幼少期に死去したので、詳しいことは覚えていない。
祖父は父方の祖母からすると、二人目の夫である。
一人目の夫は戦死した。
祖父も戦争へ行っていたようだが、生きて帰ってきた。
戦死していたら、小生は誕生するはずがない。
戦後、家に養子を迎えようという決断をしたらしい。
誰かがその話を祖父の家に持ち込んだため、小生は誕生した。
その話を他の家に持ち込んでいたら、小生は存在しない。
祖父の家が養子の話を断っていたなら、小生は存在しない。
ここに「大いなる力」を意識せずにはいられない。
祖母の一人目の夫が無事帰還していたら、小生は存在しない。
二人目の夫となる祖父が戦死していたら、小生は存在しない。
昨日、会った両親の仲人が他の家に縁談を持ち込んでいたら、小生は存在しない。
その縁談が母方の家が断っていたら、小生は存在しない。
小生は偶然の産物であるに違いない。