こんにちわ
寺庭のたまごです。
このブログをスタートさせたのが、
去年の春のお彼岸からでした。
たった一年、されど一年。
感慨深いです。
忙しい毎日の中でも、
ふと空を見上げると
いい気が吸えます。
自分で書いたことですが、
本当にそうだなぁと、
初心を思い出しました。笑
春のお彼岸とは・・・
春分の日を中日として7日間を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
実はこのお彼岸という行事は
他の仏教国にはなく、日本だけの文化だそうです。
彼岸は一説には「日願」ともいうそうで、
太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったためとのこと。
※All Aboutさんの記事から。
仏教ではご存知のとおり、
生死の川(俗にいう三途の川です)を渡って
到達する悟りの世界を
彼岸(ひがん)といい、
その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を
此岸(しがん)といいます。
彼岸は西に、
此岸は東にあるとされているのですが、
太陽が真西に沈む時、彼岸と此岸が最も通じやすくなるそう。
※こちらもAll Aboutさんの記事から。
なので、
昼と夜の長さが同じになる、
春分の日と秋分の日を
それぞれ中日にしての7日間が
お彼岸期間なのですね。
この期間に仏様の供養をすることで
極楽浄土へ行くことができるとされております。
今年は3月17日~3月23日までの期間が「お彼岸」でした。
さて、善福寺の春のお彼岸2017は
このような流れで行われました。
春のお彼岸
ご詠歌「彼岸会御和讃」
※クリックすると、お手本となる音声がお聴きいただけます。
お経
法話
お茶
萬霊塔にてお経
ご詠歌は、善福寺ではしていないのですが、
兼務寺である宝壽寺(ほうじゅじ)で行っております。
今回のお彼岸会では、
和尚と寺庭でご詠歌しましたが、
創建六百年を記念して、
この機会に善福寺でもメンバーを募って
ご詠歌を始めたいなぁと思っております。
お茶では、
東福寺からのお土産「花供御(はなくそ)」をご一緒にいただきました。
名前がインパクト大ですね!
黒大豆やアラレなど細かい米菓子がこの中に入っております。
”古来よりこの御供を
年々受くる人は長病
をせざると伝へらる”
とあります。
美味しい美味しいと、
大好評でした。
最後に萬霊塔でのお経です。
今年はちょっと遅咲きの彼岸桜でした