全日本東京倶楽部バンド -59ページ目

函館らーめん船見坂

今日の昼休みは結構しっかりと雨が降っていた。

この時期は雨が降るたびに秋に近づいていく。

今年は台風もほとんど関東には来なかった。

まだシーズンは終わっていないが昨年の状況から比べるともう店じまいって感じだ。

最近は夏が過ぎるのが早くなったなあ。

子供のころは夏休みは永遠に続くような気がしたもんだ。

今の子供たちもそう感じているのだろうか?

タイトルと関係のない話を続けているのは今日のラーメンはちょっとがっかりだったからです。

今日は萬福に行くつもりだったのだがその手前に船見坂があった。

そういえばこんな店も出来てたなあと思い出し、結構混んでいるので食べてみることにした。

この企画はとりあえずしょうゆラーメンを中心にしたいと考えているが、船見坂は“塩そば”とでっかく出ているので塩そばにする。やっぱり味付けたまごをトッピング。

店に入っても「いらっしゃいませ」の掛け声もなく、あんまりいい感じはしない。

食券を買っているとフロア担当のおばちゃんが「いらっしゃい」とようやく登場した。

「半ライスつけますか?」と聞かれたのでお願いする。

カウンターの一番隅に座る。水はセルフサービスだが、隣に客が座っていたら取れないだろうなあ。

ここの厨房はカウンターから丸見えなので好感を持つ。調理を見せるというのもラーメン屋としてのエンターテインメントの重要なポイントだもんね。

でもここの場合は裏目に出てる。どうやら厨房の親父は新米みたいなんだよね。フロアのおばちゃんにいろいろと注意を受けているんだもん。

それでもおいらの後から次々と客は入ってくる。1時半過ぎているのに繁盛している。評判はいいのか?

で、ラーメンが出来上がったのだが、食券制にもかかわらず親父は誰が注文したのかを把握できていない。

おっかなびっくりといった感じでおいらに差し出されたラーメンにはたまごが入っていない。

「おいらたまご入り」というと「えっ、あっこっちか」と言う反応。

フロアおばちゃんは見当たらない。当然半ライスは出てこない。最後まで出てこないだろうな。

まあ気を取り直してラーメンに取り掛かる。

ファーストタッチはまあまあ。塩味スープはそれなりに美味い。

麺もまあまあだが食べ進むうちにまるちゃんのラーメンを家で食っている気になってきた。

割と細めの麺なんだがそれがまるちゃんを連想させるのか。

そう思うとスープだって家で食ってるのと大して変わらないように思えてくる。

家で作るラーメンってのは別にダシとってるわけじゃなく、タレにお湯注いでるだけだからねえ。

食べながら寂しくなってきた。

おいらの後から入店した人たちにも「半ライス」つけますかと聞いていたが、おいらが見ている限り誰の元にも半ライスは出なかった。フロアおばちゃんは姿をくらましている。

この企画はいかに美味いラーメンを食ったかという話にしたかったのだが、当然はずれも出るだろう。

はずれは無視しようかとも思っていた。実際いくつかあるし。

でも辛らつな批評を載せることにするか。どうせブログの読者なんてほとんどいないしな。

この店にはもう行かない。

雨が降っていなければ萬福まで足をのばしたのになあ、と話の最初につながるわけ。

おしまい。