ウルトラソフビ道~バルタン星人
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ウルトラシリーズでもっともメジャーな怪獣(というか宇宙人)といえばバルタン星人だよね。バルタン星人については今更ウンチクを語るのは恥ずかしいぐらいよく知られている。だけど実際にバルタン星人の回を見た人はどのくらいいるのだろう?実を言うとおいらは初代バルタン星人の回を見たことがなかった。先日DVDを借りて初めて見た。以前にも書いたけどおいらの子供時代には家庭用ビデオデッキというものはまだ発売されておらず、その状況下で特に再放送の第2話を見るのは難しい。子供だから新聞の番組欄をこまめにチェックはしないし、テレビガイドの類いの雑誌が発刊されるのはずっと後のことだ。だいたい再放送は予告もなしにいきなり始まるから、第1話なんか偶然じゃなければ絶対見れない。子供たちの間で口コミで知れ渡るのはせいぜい3話めぐらいからだ。だからおいらは初代バルタン星人を見たことがなかった。
このバルタン星人の回はコミカルに始まりコミカルに終わるが、シリーズ2話めとしては結構思い切った演出だ。子供向け番組ということで、あまり怖くならないように配慮されていたのだろう。そのコミカルさはシリアスなセブンとは違い、イデ隊員を通してシリーズ全体に流れている。この初代バルタン星人の着ぐるみは非常によく出来ている。目がぐるぐると動くのもなんかリアルな生き物って感じだし、そう、生きてる質感ってのが感じられる。最近の怪獣にはないものだ。この着ぐるみはウルトラQでガラモン(ピグモン)を操ったセミ人間をリサイクルしたものらしい。ふぉっふぉっふぉっと笑いながら分身して歩くっていうのもスタイリッシュだしいいよなあ。現在販売されているソフビは秀逸でほぼ忠実に再現されている。
ところでバルタン星人はシリーズ中に3回登場する。二代目バルタンはシリーズの後半に出てくるので何回見たか知れない。三代目はちょい役だからあまり触れられることもない。初代と二代目ではデザインが違うこともよく知らなかった。ソフビではすでに店頭では販売していない二代目・三代目・ジュニア(帰マン)だけでなく、分身バージョンもブルークリア、ブラッククリアと二種類ある。ソフビ収集にはなかなか大きな関門だ。おいらは三代目とジュニアはネット販売で定価で買い、二代目はネットオークションで定価より安く新品を手に入れた。苦戦したのがイトーヨーカドー限定のブルークリアバージョンで、ネットオークションにもたまにしか出てこない。かといって始めから3000円の値が付いた品に入札する気は起きなかったけど、やっぱりそれなりに気合いを入れなければ落札は出来なかった。おいらの落札価格は2300円だ。ソフビは2000円を越えられるかどうかが勝負で、おいらも相場がわからないうちはジラース3000円に入札し、無競争で落札したりもした。今2000円を越える勝負になる透明ネロンガと限定チャンドラーは手に入っていない。ブラッククリアバージョンのバルタン星人もまだ手に入れてないのだが、コイツは商品としては不良品で、どうやら自立できないらしい。そんなわけであまり魅力を感じていないが、1200円ぐらいなら落としたいと狙っている。