木村俊介著「インタビュー」① | ゆうゆうねこの感想ブログ

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そういえば木村俊介著「インタビュー」のことを全く書いていませんでした。

 

今年はいろいろなことがあったのですが、

大きな出来事の一つが木村俊介氏との出会いでした。

 

どこで。それは秘密。

なんて言うと、もったいぶって聞こえるでしょうか。

 

しかし、現実には出会わなかったのだとしても、

(注:出会っています。そしてその「インタビュー」の手書き原稿を拝見しました。

私にとって、一生の思い出です)

 

この「インタビュー」という本に出会えたことが、

自分にとっては大収穫でした。

 

「木村俊介、誰それ」

という声は置いておいて。

(いや、でも「王様のブランチ」でこの本は紹介されたようです)

 

あの作家を研究する学者はまず現れないと思うけど、

木村俊介を研究する学者は必ず現れます。(←言い切った)

 

もしかすると、未来の人たちからは「キムシュン」とか呼ばれていて…。

「この時代、キムシュンを知ってたこのブログすげえな」って

思われるかもしれません…。

(↑いや、TVで紹介されていたんだって)

 

でも、本当はまだ全然読めていません…。(←じゃあ、出会ってないんじゃん)

 

忘年会に行く途中、電車の中でパラッとめくると、

「キムシュン」はリルケの言葉を引用しています。

 

「人は一生かかって、しかもできれば七十年あるいは八十年かかって、

まず蜂のように蜜と意味を集めねばならぬ。そうしてやっと最後に、

おそらくわずか十行の立派な詩が書けるだろう。

詩は人の考えるように感情ではない。

詩がもし感情だったら、年少にしてすでにあり余るほど持っていなければならぬ。

詩は本当は経験なのだ」(『マルテの手記』新潮社/木村俊介『インタビュー』ミシマ社より)

と。