仲間に
「みそ汁って、すこし酸味を感じる時ない?」
と聞いてみました。
すると「いや、感じないけど」という返事です。
そしてそれは、どうやら調理の仕方に問題があるようです。
「酸味を感じるのは、みそを煮込んでしまうからではないのか」
と。
少しショックを受けました。そういえば、テキトーに作っているのですから仕方がないのですが、みそ汁を作るのが少し怖くなりました。
しかし、土井先生のこの本には「具だくさんの味噌汁は、味噌を溶いてからしばらく煮込むと味がなじみます」とあって、仲間も「そういえば、豚汁とかは煮込むよ」と言っていて、煮込む=悪ではないことが分かります。
そして、先生は「家庭料理が、いつもいつもご馳走である必要も、いつもいつもおいしい必要もないのです」と言われます。
おいしいおいしくないではなく、みそ汁を飲んだときのあの安心する感じが大切なのかもしれません。(卵を入れていますけれども)