さん‐すくみ【三×竦み】
《「関尹子」三極から》蛇はなめくじをおそれ、なめくじは蛙(かえる)をおそれ、蛙は蛇をおそれること。転じて、三者が互いに牽制し合って、それぞれが自由に動けない状態。
……「蛇はなめくじをおそれ」って何だろう?
三すくみ。それは世の摂理。平等の勝負。
じゃんけんやポケモン等、ありとあらゆる勝負の原則として使用されている「三すくみの法則」ですが、格闘技をモチーフとしたゲームにも取り入れられているわけです。
はたして、その三すくみはリアルな格闘でもそうなのか?
※負け<勝ち を意味します。
★打撃<ガード(カウンター含む)<投げ<打撃…
・ストⅡをはじめ、VF、鉄拳等、数多くの格闘ゲームが取り入れている三すくみです。
・この「ガード(カウンター)」には、いわゆる「当て身投げ(投げカウンター)」を含みます。
・投げようとする前に殴られる。殴ろうとしても防がれる。防御の姿勢で固まるとつかまる。おおっ、MMAの真髄を捉えているような感じですね。
ストライカー側として格闘ゲームの三すくみに沿って考察すると、
・打撃はカウンターでタックルされるか、防御されると捕まる。
・足を止めて居着き、固まっていると捕まる。
・つかまる前に殴り倒せ。
⇒云い得て妙だと思います。MMAでストライカーがやるべき事が見えてきますよね。格闘ゲームからも格闘技の勉強になるもんです。
■以降の3すくみは……
・格闘ゲームには、上記以外にも沢山の三すくみがあります。それも解説
◆上段<下段<中段<上段…
・上段をしゃがんで避けて下段キック。でも中段には下段ガードが効かない、というもの。
・パンチ<ダッキング<膝……とあてはめられなくもないですが、パンチのカウンターで膝入れるしなあ……。
◆パンチ<キック<首膝……だっけ?
・某K-1系のリアル格闘ゲームの三すくみ……だったような。
・首膝が相手の攻撃をキャンセルして入ってたり、でも威力がめちゃくちゃ少なかったり、何だかんだでローキック最強だったりと、カオスでした。打撃だけだと三すくみのカテゴライズが難しいよね。
◆投げ<打撃<関節&プロレス技
・某プロレスゲームより。打撃と投げが逆だったかもしれません。
・コブラツイストやアームブリーカー等の「立ち関節」がスタンド技に多かったプロレスならではの三すくみですね。
◆飛び道具<ジャンプ攻撃<対空攻撃<飛び道具…
・格闘ゲーム伝統の三すくみなんですが……飛ばないし、跳べないよ。。。。