「従軍慰安婦」記述の排除に向けて立ち上がろう | 日本教育再生ネットワークのブログ

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若者は国の宝です。その宝を育てるのは、教育。国の将来の礎となる教育が、様々な問題を抱え、深刻な事態に陥っています。戦後の教育行政で深刻な問題点を抱える日本の教育ですが、再生へのルートマップが必要な時。様々な問題提起ができれば幸いです。

 

子供たちの未来に希望を与えたい教育再生を願う本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

 

桜前線が北上し、令和3年(紀元2681年)春が日本列島に訪れています。

 

日本の教育正常化と美しい日本人の心を育む教育をめざす一般社団法人・全国教育問題協議会(中尾建三理事長)は戦後教育で大きな問題点を残している学校教育、教科書問題、教育環境の正常化(健全化)を目指し、憲法改正を推進して美しい日本人の姿を体現する教育再生を活動の指針としています。

 

令和3年春を迎えるにあたり、全国教育問題協議会の杉原誠四郎顧問が会員や読者の方々に「『「従軍慰安婦』記述の排除に向けて立ち上がろう」と題した歴史教科書問題についての内容を寄稿しました。

 

その内容を紹介します。

 

「従軍慰安婦」記述の排除に向けて立ち上がろう

 

新しい歴史教科書をつくる会 顧問 全教協顧問 杉原誠四郎

 

 

令和3年度から使用される山川出版社の『中学歴史 日本と世界』に、「多くの朝鮮人や中国人が日本に徴用され、鉱山や工場などで過酷な条件の下での労働を強いられた。」という記述があり、その注記として、「戦地に設けられた『慰安施設』には、朝鮮・中国・フィリピンなどから女性が集められた(いわゆる従軍慰安婦)。」という記述がありました。

 

これは、明らかに事実に反する日本の名誉を貶める記述です。

 

 

本文の方でいえば、当時中国人は日本国民ではありませんから中国人が徴用されることはありません。

 

注記でいえば、慰安婦として働いた女性の多くは日本人であったことが記述されておらず、あたかも朝鮮人・中国人・フィリピン人のみを働かせたかのように誤解を与えるものです。

 

また「従軍慰安婦」なるものは存在せず、これは捏造の言葉であり「強制連行」と「性奴隷」と不可分の言葉です。したがって教科書には絶対に載せてはならない言葉です。この言葉を使って記述すると、あたかも軍が慰安婦施設を直接に設置し女性を強制連行し性奴隷にしたかのような誤解を与えます。

 

この記述は明らかに事実に反し、そして「我が国の歴史に対する愛情を深める」という学習指導要領の目標に反します。

 

 

そこで「新しい歴史教科書をつくる会」と「慰安婦の真実国民運動」では昨年12月18日、文部科学省に、山川出版社に対して「従軍慰安婦」の記述について削除するよう訂正勧告を出すべきではないかと、申入書を提出しました。

 

そうすると本年1月8日付で回答があり、そこには「御指摘の図書記述については、教科用図書基準等に基づき、教科用図書検定審議会の学術的・専門的な審議の結果、検定意見を付さなかったもので、記述の訂正を当該発行者に勧告することは考えておりません。」と書かれていました。

 

 

以上のことは、もはや説明するまでもなく、文科省が教科書検定の役割を果たしていないことを如実に示しています。

 

「新しい歴史教科書をつくる会」は平成8年、中学校の全ても歴史教科書に「従軍慰安婦」の記述が載ったことに国民の怒りが爆発して結成され、会は自らも歴史教科書を作り、中学校歴史教科書から「従軍慰安婦」の記述をなくするよう運動を展開し、それが功を奏し全ての中学校歴史教科書から「従軍慰安婦」の記述は消えていました。また「慰安婦の真実国民運動」は、橋下徹大阪市長の平成25年の慰安婦に関する発言に不当なバッシングが行われたのを契機に結成されたもので、国連に働きかけ、慰安婦に関して政府に回答を為さしめるのに大きく貢献しました。

 

そうした慰安婦問題撲滅を進めていたところ、今回中学校歴史教科書に新規参入した山川出版社の教科書に「従軍慰安婦」の記述が復活したのです。

 

 

これは絶対に阻止しなければなりません。「つくる会」だけの問題にしてはいけません。少なくとも保守系運動団体は協力し合ってこの記述を削除させなければなりません。「つくる会」はよく喧嘩をすると言われてきましたが、この度、「つくる会」の歴史教科書は検定不合格になり今年度の採択戦に入りませんでした。そうするとこれまで横浜市で採択されていた育鵬社の教科書も採択されなくなりました。

 

もし自由社の教科書が検定合格して採択戦に参入していたら、横浜市の育鵬社の採択は継続していたでしょう。「つくる会」の自由社と育鵬社とは思わぬところで協力関係ができていたことが分かりました。

 

ところで、上記のように、文科省は教科書検定の役割を果たさなくなり、教科書はいよいよ深刻な状況になりした。このような状況で採択制度の改善も進めていかなければならないことに気付いてください。

 

例えば、全ての教科書をPDF化して公開すべきです。そして自虐的な記述は世間からも批判されるようにしなければなりません。また、採択権者の育委員会は事前に採択基準を明示するようにならなければなりません。また、現材の採択制度はいったん採択すると4年間採択替えができないようになっていますが、不当な記述が見つかれば、採択期間4年に関わらず採択教科書の変更ができるようにしなければなりません。

 

 

今回の山川出版社の「従軍慰安婦」の記述に怒りを覚える人は立ち上がってください。

 

全教協の皆さん、良識ある読者の皆さん、よろしくお願いします。

 

 

どうする!!コロナショック後の日本の国づくり人づくり
―― 「教育問題16号」ついに発刊 ――
教師の日をつくろう! 親や子どもに尊敬される教師とは

 

全国教育問題協議会では11月末、機関誌「教育問題No.16」を発刊しました。編集、修正など予想よりも時間がかかり、発刊が予定より遅れてしまいました。

 

コロナ後の日本の国づくり、人づくりに関心のある方々に幅広くご愛読されますよう願っています。コロナウイルスは感染症の恐ろしさばかりでなく、人類の暮らし方、心の持ち方に多くの警告を発しています。予想しない状況に対する医療対策の不備、タテ割り行政の欠損、教育現場の混乱、自由競争社会の限界、価値観の再確認など多くの課題を残しました。この機にあたりコロナショック後の国づくり・人づくりの具体策について提言集を作成します。


 

【執筆された国会議員(衆院・参院順)の方々(あいうえお順)と原稿タイトル】
岸田文雄(衆議院議員)  コロナ禍後の人づくり
下村博文(衆議院議員)  コロナ後社会を見据えた教育改革
船田元(衆議院議員)   教育を止めるな
義家弘介(衆議院議員)  コロナ後の教育ルネサンス
赤池誠章(参議院議員)  国家・社会の形成者の育成という原点を忘れてはならない
有村治子(参議院議員)  主権と創土の尊さを伝えたい
上野通子(参議院議員)  新時代に対応する教育の充実
中曽根弘文(参議院議員) 幼児教育と9月入学
山谷えり子(参議院議員) 2020 教育創造

【執筆された全教協顧問の方々と原稿タイトル】
秋山昭八(弁護士)         学校再開後の諸課題
梶山茂(病院長・元副理事長)    来年末までに憲法改正
小林正(教育評論家・元参議院議員) コロナ禍からの日本の学校の再建
杉原誠四郎(元城西大学教授)    コロナショック後の子供づくり
山田龍太郎(第二代理事長)     コロナから子どもたちを守ろう
渡邉義人(元役員・元学校長)    コロナ後の教育問題
 

 

以下、教育問題16号発刊 「はじめに」の冒頭部分です。

教育問題16号発刊 はじめに


                                              
全国教育問題協議会 中尾建三理事長

埼玉大学、長谷川三千子名誉教授の書いた『神やぶれたまはず』の冒頭に「一国の歴史のうちには、ちゃうど一人の人間の人生のうちにおいてもさうであるやうに、或る特別な瞬間というものが存在する。その瞬間を忘れ、失うことがその国の歴史全体を喪失することである」とありますが、現在私達が直面している新型コロナウイルス渦は、永い歴史の中での「特別な瞬間」ではないでしょうか。現在も世界全体で900万人が感染し、46万人が死亡(2020年6月20日現在)という惨被の渦中にあります。しかし、このことも何れにかは「特別な瞬間」の終息はあるはずです。その「特別な瞬間」の終焉した時、新しい価値が生れ、変革の時代となるでしょう。世界の景色、すなわち新しい人間のあり方も変わってくるのではないでしょうか。(つづく 教育問題16号でご閲覧下さい)

その他、全教協の役員、会員、全教協の関係者など日本の教育に熱き想いの32名が執筆!!

 

 

ピカッと光る知恵ある言葉集

山と山には出会いはないが、人と人には出会いがあります。

そんな時、友人、恩師、先輩の一言、先人の残した言葉が明日への希望を与えてくれます。生きていく上でためになる言葉を紹介します。

(全国教育問題協議会常任理事 山本豊)


わが行く道に茨(いばら)多し
されど生命の道は一つ
この外に道なし
この道を行く
(武者小路実篤)

世の中で一番尊い事は、人のために奉仕して決して恩に着せないことです
(福沢諭吉)

100メートルを10秒で走るのも、100メートルを20秒で走るのも努力だ
(三島由紀夫)

大切なのは創造です。人真似(ひとまね)を脱し新しいものを創り出すところに進歩があります
(升田幸三)

運命は神の考えるものだ。人間は人間らしく働けばそれで結構だ
(夏目漱石)

菊づくり花見の時には陰の人
(吉川英治)

希望は人を成功に導く信仰だ
希望がなければ何事も成就しない
(ヘレン・ケラー)

卵を割らなければオムレツはできない
(フランスのことわざ)

君がいないと淋しい、君のような人になりたい
(横綱輪島への弔辞から)

先見性をもって発想も創造も皆よりも先にやる
そういうものを持たなければ経営者になれない
(松下幸之助)

教育から政治を切り離し、教育の目標・基本・基準を明確にすることが急務だ
(田中角栄)


教師は元気な顔、元気な声、温かい言葉を子供や同僚にプレゼントして下さい
(友人)

鋭さも鈍さも共に捨て難し
錐(きり)と槌(つち)に使い分けなば
(広瀬淡窓)

1+1=2を解くよりも、1+1=1の生き方をするのは難しい
(先輩の言葉)

医者は、問診、打診、聴診、触診をして患者のカルテをつくる
教師はどのようにしてカルテをつくるのか
(友人)

やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ
(山本五十六)

途中で泳いでいる鰯(いわし)や秋刀魚(さんま)に気を取られる奴は鯨(くじら)は捕れない
(漁師の友人)

旅人を渡し渡して己が身は岸に上らぬ渡し守かな
(友人)

汝(なんじ)、雑布になれ
自らを汚さねば床はきれいにならない
(曹洞宗永平寺管主)

葉を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ
(相田みつを)

人間は年に関係なく、いつ死ぬかわからない
そう考えたらつまらぬことで迷ってはいられない
(植谷久三)

王も角も金も歩も箱に入っている時はみんな一緒です
(大山康晴)

キリスト教は愛
仏教は慈悲
そして儒教は仁です
愛も慈悲も仁もみな人に与えることによって心に潤いが生まれます
(台湾の李登輝元総統)

川上濁れば川下濁る
(中国のことわざ)

教育とは人生の生き方の種まきをすることなり
(森信三)
 

【特集テーマ】
どうする!!コロナショック後の日本の国づくり・人づくり

 

全国教育問題協議会では機関紙「教育問題No.16」を発刊します。

 

 

オリンピックで湧き立っていた日本人を一瞬にして不安と孤独、そして恐怖の底に落とし入れた新型コロナウイルスは、人類600万人(日本人約2万人)に感染し、50万人(日本人約1,000人)の命を奪い現在まだ暴走中です。

 

5ヶ月たった今、政府と国民の協力で日本の場合何とか食い止めているもののまだ感染防止と経済活動の両立に向けて取り組んでいるところです。

 

コロナウイルスは細菌の恐ろしさばかりでなく、これからの人類の生き方、暮らし方、心の持ち方に多くの警告を発しています。予想しない状況に対する医療対策の不備、タテ割り行政の欠損、教育現場の混乱、自由競争社会の限界、国家の存在、リーダーの行動力の重要性、そして価値観の再確認などコロナウイルスは日本人に多くの課題を残しました。

 

この機にあたりコロナショック後の国づくり・人づくりの具体策について提言集を作成します。

 

 

 

 

 

 

 

 

【全国教育問題協議会の今後の活動内容】

 

一般社団法人・全国教育問題協議会は例年5月、8月、2月に役員会、5月に総会、8月に研究大会を開催しています。今年は新型コロナウイルスの影響で2月の役員会が延期となり、2月の役員会と5月の総会を6月をめどに一緒に行う予定です。

 

【全国教育問題協議会が目指す活動の具体目標】

 

1.学校教育の正常化
 (1)道徳教育の充実
 (2)教科書採択・副読本使用の正常化
 (3)ジェンダーフリー運動の阻止
 (4)教職員団体及び教職員の違反行為の摘発

 

2.教育環境の正常化
 (1)青少年健全育成基本法の制定
 (2)有害情報を規制する法律の制定
 (3)教育委員会制度の正常化

 

3.日本社会の正常化
 (1)憲法改正運動の実践
 (2)教育正常化を目指す政党・候補者の支援
 (3)情報宣伝活動の充実

 

 

文科省に教育施策に関する要望書を提出 全国教育問題協議会

大学入試の早期改善、教員の働き方改革を

国づくりに「教育の日」制定を要望

 

一般社団法人・全国教育問題協議会(中尾建三理事長)は2月13日、文部科学省の篠原誠事務次官に「教育施策に関する要望書」を提出しました。全国教育問題協議会(全教協)は昭和52年(1977)結成以来、43年間にわたって教育正常化を目指して全国の民間人が集い、活動を展開しています。

 

 

 

 

 

一般社団法人・全国教育問題協議会は、いわゆる保守とか革新、右とか左と二分してとらえられがちですが、特定のイデオロギーを主張している団体ではありません。

 

日本の教育を通じて美しい国にしようと集う団体です。

 

このたび、全国教育問題協議会は同会顧問の日本教育史研究の権威である杉原誠四郎・元武蔵野大学教授の監修をたまわり、総力を挙げて「教育に関する勅語Q&A」を発刊しました。

 

一人でも多くの方々がご一読いただければ光栄です。

 

お問い合わせ、ご購読、ご注文全国教育問題協議会オフィスまで。

電話03-3263-6536 FAX03ー3264ー3829 ご注文(クリックするとご注文フォームに飛びます)

 

一般社団法人・全国教育問題協議会であなたも「美しい日本人の心」を大切にするため、一緒に「教育は国家百年の大計」「国づくりは人づくり」をやってみませんか?

 

入会申し込みはこちらへ(←ここをクリックしてお申し込み下さい)

 

 

 

 

【いま日本の教育問題は何か】

 

昨年、一般社団法人・全国教育問題協議会は全国の役員、会員、全日本教職員連盟の役員など400名を対象にアンケート調査を実施し、その結果は下記の通りでした。数字は関心の高い順です。

 

■学校教育
1 道徳教育の欠落
2 いじめの多発化
3 教員の反体制運動
4 教科書の採択
5 ジェンダーフリー運動

 

■教育環境
1 家庭の教育力の低下
2 性情報の氾濫
3 スマートフォンの乱用
4 対教師暴力の増加
5 教育行政の形骸化

 

■社会風潮
1 偏向するマスコミ報道
2 親の教育観の欠落
3 忙しすぎる教員勤務
4 不完全な日本国憲法
5 教育軽視の風潮

 

全国教育問題協議会は「人づくりなくして国づくりなし」をモットーに日本の教育正常化を目指して結成して41年となる一般社団法人です。

 

 

 

 

◆一般社団法人・全国教育問題協議会 (全教協)は昭和52年に結成され、40年以上、要望活動、提言活動、研究活動、情報宣伝活動をしている「美しい日本人の心を育てる教育」を推進する民間人による全国組織です。

 

とくに自民党の教育公約について「青少年健全育成基本法」の制定実現を核に要望しました。

 

 

【教育問題についての要望書】

 ■青少年健全育成基本法の制定

■教員の政治的中立の徹底をはかり、教員の過剰な政治活動に罰則規定を設ける

■教育長を教育委員会の責任者とし、教育委員会制度を抜本改革する
■教科書検定基準を抜本改善し、近隣諸国条項を見直す
■道徳教育の徹底を図り、道徳教育の教科化を実現する


 

【文教予算ならびに税制改正に関する要望書】

■教育への支出を未来への先行投資として文教関連予算を確保する

■義務教育費の全額国庫負担制度の実現

■児童・成都の学級定数の改善と教職員定数の改善

■いじめ防止対策法に関する財政措置を講じる

■新しい教科書発刊の際、見本本の配布費用は国庫負担にする

■教育・文科・スポーツ介護などのボランティア活動に対する寄付行為に対し、税控除の対象とする

■教員(公務員)への締結権を与えたり、人事院を廃止することに反対する

 

日本の教育再生を目指す一般社団法人・全国教育問題協議会(全教協) の活動に参加したい一般の方々、法人の方々は随時入会可能です。入会したい方はお申し込み下さい(←ここをクリック)

 

一般社団法人・全国教育問題協議会であなたも「美しい日本人の心」を大切にするため、一緒に「教育は国家百年の大計」「国づくりは人づくり」をやってみませんか?