RZ350RRインプレ | 善光寺マニアのブログ~俺たちの旅

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夢の旅路はコバルト色の空と海交わってただ遠いだけ♪

冬場はまったくバイクネタがなく、雪に気持ちまで閉ざされてしまいがち。
この時期毎年発病していた「2st欲しい病」はRZ購入で完治したが、いいような悪いような微妙な感じになっている。

昨シーズン終了間際に完調を取り戻した5号青春のRZだが、まだインプレらしい記事は上げていなかったと思う。
タイヤが劣化気味で気温・路面温度とも低い条件ながら一応それなりに走り回ったので、インプレをこのネタ不足に乗じて上げてみます。


参考までにRZ350RRは一応日本最後の2st350で、史上最強の2stパラツインです。
飾る言葉はこのように盛れますけども、当時の人気はRZV500R、RG500Γ、RG400Γ、NS400Rよりはるかに劣っておりました。
最初から売れない不人気車種なのに輪をかけてRZ250RやRZ250の違法改造車にエンジンを転用されることが多く、オリジナルの形で乗り続けられる車両がさらに少なくなりました。
違法改造した方は車検がないからです。

そんな中、1番よりも2番・・ややもするともっと下位のモノを応援したくなる性格の自分は、本当はRG400・500ΓやRZVが欲しいのに超マイナーなこの350RRに手を出してしまいました。
青春期に初期型RZ250Rおむすびテールに乗っていたことも大きかったと思います。
楽しかった思い出を呼び起こし、自分を活気づかせるためというのもありました。
本来は自分が60歳になったらRZを買うつもりでしたが、今でももう良いタマが無くなっているのに7~8年後では手に入らないと思い、昨年キープした次第です。
実際この車両も、タンクがオリジナルではありません。250R中期のタンクです。
スイングアームも青に再塗装されてます。
元々は正しく350RRですが、部分的に程度の良いパーツに交換されているようです。


さて、前置きばかり長くて中身は薄いインプレですw
印象の基準は以前乗っていたRZ250RやTZR250(1KT)、750カタナ等との対比です。
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まずは走り出してすぐに気づくのは250と比べて低速トルクがあって、全くかったるさがない。
250だと5000回転付近にあるトルクの谷がない。
回転の上昇と共にそのままパワーバンドに移行します。
とても乗りやすく、パワーも十分です。
車重が乾燥で148kg、出力55馬力、トルク4.4kgmを9000回転で発生します。
普通に走る分には、車体も大きめで挙動もゆったりして過激なところを感じない。
せわしなさがなくていい。
乗車ポジションも軽い前傾で、ハンドル位置も高くて乗りやすい。
シートも肉厚です。シート高は790mmで、足着きはシート前部が少し上がっているため164cm短足昭和体形の自分には少し高いですが、GSX-Rやアグスタよりは全然楽です。
これは十分、ツーリングに使える2stロードバイクです。
さらに単室容積173.5cc✖2の2stエンジンのパンチ力はそれなりのものがあり、パワーバンドをキープ出来れば当時の750と同レベルで走れると思いました。
イメージ 2


現在の400クラスのバイクにはほとんど乗ったことがないため比べることは出来ませんが、まず動力性能においては勝っているのではないかと思います。
しかし車体や足回りはもう30年以上前のもので、初期性能に経年劣化が加わり比べものにならないレベルかと。
タイヤも細いバイアスタイヤだし、もしコケてしまえば外装パーツは皆無。
リスクを負うようなことは禁物だと思います。
ひとつだけ乗って気になったことは、ミラーが役に立たないこと。
これはRZVも同じだと思いますが、自分の肘しか写りません。
アグスタも後ろが見えにくいですが、同じかそれ以上に見えません。
以前乗っていたRZ250Rのミラーはハンドルマウントで、後方視界もバッチリだったのでこれは意外でした。
350RRと250RRはRZV500Rと共用のカウルで、ミラーがカウルマウントなのでした。
白黒ツートンのクルマや白一色のオートバイには十分気をつけなければなりません。




今シーズン、どっかにツーリングにでも行けたらまたちゃんとしたインプレが書けると思いますが、今のところ書けるのはこんなことぐらいです。
春になったら燃料タンクのコック廻り一式を新品に交換して、CDIを元々の52Y-50に戻してみる予定です。


大切にしながら、末永く動態保存していくつもりでおります。
今後、維持することが自分の働く糧となるハズです。


イメージ 3

おわり