私が会社を休んで看護?介護するようになって、もうすでに一週間が経過しました。

毎日の食事の準備や掃除洗濯に加え、夜も1~2時間おきに起きて、投薬やらシモの世話をしていてかなりハードですが、
おかげで、オヤジとの会話が増えています。
最近のオヤジからは、
ありがとうをいっぱいもらえています。
私や私の妻、親兄弟や、子や孫たちなとありとあらゆる人たちに、オヤジが感謝しています。
まるで旅立つ準備をしているようです。
私も心残りがないようにありったけのありがとうをオヤジに伝えて、
オヤジのありがとうをみんなに伝えます。



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埼玉から三男が来てくれた。
名古屋の次男は、もう一ヶ月も一緒に看病をしてくれている。
約12年ぶりに兄弟4人が揃った。

オヤジの前に4人揃った顔を見せると、
とても幸せそうなオヤジの顔が見れた。

貧乏でも良い、定職につかなくてもいい、ただ兄弟が仲良くしてくれ。
それがオヤジの願いだと話してくれた。

男4人で看護をしていてかなりむさ苦しいけど、とても幸せな時間を過ごしている。



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昨日のお昼に弟が、

「父ちゃん今日泣いとったよ・・・。」

「おれはこのまま死ぬんかなーって。」

「どうにかできんかな??」

「俺あんな父ちゃんの顔みれんよ・・・・・。」



「方法は有るけど・・・」

「鎮静剤とか睡眠薬を使って、意識をなくせば苦しみ方解放されると思うけど・・・」

「それでいいのか?」



「話が出来んくなるのは嫌だ。」

「でも苦しんでいる姿を見続けるのもいやだ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


弟も泣き始めた。


自分で決めんといけない事なのに、

弟に決定させようとしているずるい自分がいた。


医者が、末期がん患者の在宅看護は、

患者よりも先に家族が参ると言っていたい意味が良く分かる。


でも自分で決めた事だから

全部ひっくるめて受け入れようと思う。

これが最後の親孝行になるかもしれないのだから・・・


とりあえず

未来に期待しすぎず

過去を悔やまず、

たった今親父が生きている事に感謝しよう。

たとえどういう結果になったとしても、

最後まで精いっぱい親父の為に動き、悩み続けよう。

自分にできる全ての事をやる!




腹をくくるというのは簡単なようで難しいな。



私は今まで、家というのはただ寝れたらいい、家族が喜べばいい

くらいにしか考えていませんでしたし、実際マイホームは持っているが、

それほど執着はなく、いつでも賃貸に戻ってもいいやと思っていました。


でも親父が退院して家でくつろいでいる姿を見ると

家というのは、ただの物ではなく、

安心感とかそういった目に見えない力があるようだと思えるようになった。


実際家に戻ってからは、病室以上に親戚や友人も訪ねてきたし、

食欲も増えたし、よく寝れているみたいです。


うちの家も設計士さんが、「ツナガリ」と名前を付けてくれたが、

最近になっていろんな「ツナガリ」を感じられるようになった。


名は体を表す。


ツナガリ=ご縁

だと思います。


そう考えると、私たちは、家に守られているような気もします。


今日もご縁と生かされている事に感謝です。

ありがとう。



昨日親父が退院した。


そして昨日は、姪っ子の誕生日だったので、

親父の家でみんなで誕生日のお祝いをした。


やっぱり家は落ち着くらしく、よく寝ていたし、よく食べた。

今は、症状が安定している。

でも着実に病魔は親父の体力を奪っているのもわかる。


医者にはあと2週間くらいの命と宣告を受けたけど、

全然そうは見えないんだよな・・・・・


もう十分待ったし、十分つらい思いもした。

もう焦らすのはいいんじゃないか。

早いとこ奇跡おこってくんないかな・・・


そんなことばかり考えている。

でも今日も奇跡は起こらない。

入院してから

モルヒネを今までの錠剤タイプから

張り薬タイプに変更しています。


錠剤タイプでは見られなかった幻覚症状が出てきているようです。

言葉も支離滅裂な時もある。


でも救いは、それらの事を本人が自覚しているということだ。

今では、一緒に幻覚を楽しんでいる。


でも今日から使用量が2倍になる・・・・

どうなるんだろう??

入院から一週間がたち、

余命期間と宣告された2ヶ月もすぎました。

昨日の話し合いの結果は、訪問看護先との話し合いが済めば、

いつでも退院しても良いとの事。

今日の14:30から訪問看護先との話し合いがあるので、

早ければ今週中、遅くても来週早々には退院できると思う。

介護用のベット、車いす、etc

も明日の午後には届き、在宅看護の準備はばっちりです。






文書で書くととても順調そうだが実際は全然違う。


毎日、毎日目に見えて痩せていく親父、

通常3日間効くはずのモルヒネもすでに1日も持たない。

でも入院したての時に比べたら元気なんだ。

食欲も少しだが戻った、吐き気もおさまってきている。

傍目には回復しているように見えるのに・・・・

でも毎日痩せていく、時間だけが無情にもすぎていく。


このままの状態が続けば、

来週にはモルヒネの皮下注射と鎮静剤(麻酔)で痛みと意識を奪うしかないらしい。

そうすると後2週間持つかどうかとの事。



でも親父は全然諦めていない!

在宅になったら、飯も食えるはず。

周りを気にせずに騒がしい孫たちと会える。

何から何までうまくいくはず。

全然根拠はない、私を悲しませないために言っているのか、

それとも本気で言っているのかは分からない。


でも親父が諦めていない以上は、私が先に諦めるわけにはいかない。

やるべきことはやった、あとは信じるだけだ。


一昨日から少し食事が取れるようになりました。

食事の量は一日に、菓子パン1個、イチゴ3個程度ですが、
10日近くも食事が取れてなかったことを考えると、
大きな進歩です。

入院当初に比べると、声も元気になりました。
口から栄養を取るというのは、当たり前だけどすごい効果です。

腹膜炎の炎症反応も、約半分になりました。
この調子だと今週中には退院できそうです。



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続き

救援物資の依頼。

災害支援本部で全国に向けて、救援物資依頼のFaxを全国に向けて送ったところ、一番最初に返信が届いたのは、宮崎県都城市からでした。
おたくも大変じゃないの⁇
と言ったら.

私達が大変な時にいっぱい助けてもらったので、
今度は私達の番です。

この言葉にマジ感動です。

つぎは、製塩所の話です。
救援物資を集めているときにニュースで、東北の製塩所が稼動出来ないと流れていました。
そこで雪塩の社長さんに、物資の依頼して見たところ、
心良く引き受けてくれました。
工場をフル稼働で、7000袋送るそうです。

その雪塩の連絡用メールボックスにこんな話が出ていたそうです。

私個人では何をして良いかわからず、苦しんでいたが、今回の社内の決定事項のお陰で、私でも役に立てると思い嬉くなった。

やつぱり私達は、一人じゃ無い


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先日の東日本大地震では、
連日TwitterやBlogで感動的な話が出ていますが、
私も東京の緊急災害支援本部であった話を残します。


私の所属しているネットワークの社長の話です。
今回被災地にある加盟店のうち、石巻と相馬の加盟店が全く連絡が付かず、みんなが諦めかけていた時に、その社長さんが私は最後まで諦めない!連絡が来ないんだったら、こっちから探しに行くと言い、ヘリをチャーターし社長自ら現地に乗り込んで、見つけたそうです。
全員の安否確認が取れた時のあの感動というか、本部の熱は一生忘れないと思う。
本部と加盟店の間には資本提携もないのに、本部の社長が危険を顧みずにやった行為は、本当に損得の感情じゃ無かった。

宮古島からの救援物資の話しは、
私が東京に行く数時間前にうちの社員から、
「実はさっき、被災地に住む友人から一才の子供もいるのに物資が無い。助けて…というメールが入ったけど、どうしたら助けられると思いますか?」
と言われたので、私がちょうど仙台に行くので、直接渡してきますよ。
と言い、紙おむつ、ベビーフード、子供のお菓子、乾電池…などなどを買って東京に渡りました。
東京についた日に、原発の爆発、ガソリン不足などの理由で、結局仙台に行かず、東京で支援物資の協力依頼をして、物資を集めていました。
まあ最終的には放射能には勝てそうもなく、宮古島に帰ることにしたので、友人さんに渡す予定の物資を本部に託して戻りました。
そしたら次の日本当に決死隊を組んで、本部チームは、仙台まで救援物資を届けに行き、その友人さんにしっかり物資を届けてくれたそうです。
これこそ本当に絆がつながったわけですよ。
連絡を受けた人、荷物を買った人、そして届けた人、受け取った人。
どこにも業者はいないし、誰一人関わった人、2人以上の顔を知らない。
でも想いと荷物は届いた。
私たちは、微力だけど無力じゃない。
諦めなければ絶対なんとかなる‼


最後にうちの嫁。
仙台に行くと伝えた時に
「あんたは、父ちゃんがこんな時に何を言っているの⁇父ちゃん好きじゃないの⁇」
と大激怒でした(笑)
嫁の反応は、当然だと思います。
でも次の日は、なにも言わずに準備をしてくれ、笑顔で見送ってくれました。全てを汲み取ってくれたようでした。ありがとう。


今回被災地には行けなかったけども、
代わりに大きなことに気づいた。
人の想いというのは、本当にものすごいパワーがある。ただそれを活かすには、どれだけ自分が縁を繋ぐことが出来るか、大切に出来るかにかかっている。

被災地の皆さん!
大丈夫だ、必ず前よりももっと良くなる。だから希望を絶やさないでください。絶対に私たちのパワーで助けて見せます。

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