善意の第三者

善意の第三者

毎日の備忘録がわりに思ったこと、感じたことを書いてます。

 皆さんこんにちわ。

 ナマステ!!

 

 前回の続き...

 

 ゴミ箱のような街からおさらば

 暗黒面に堕ちた自分に対し、エベレストカフェで自問自答したひとときを経て、そろそろ飛行機の時間が近づいてきたので、ホテルに預けた荷物を取りに戻り、空港へ向かうことにしました。

 

 メインバザー付近にはまともなタクシーがいないため、スーツケースを引きながら大通りへ向かい、あてもなく歩き出します。

 当然、その間もリキシャに声をかけられ続けますが、すべて無視。

 

 結局、リキシャに乗ったら負けなのです。

 

 メトロ駅を発見

 ホテルからメインバザーロードを10分ほど歩いたところに、メトロのような駅を発見。

 ニューデリー駅とはまったく違う雰囲気でした。

 

 こんなところにメトロがあったなんて...

 Uberも呼びやすそうだし、ここを移動の拠点にすればよかったなと今更ながら思いました。

 そこでUberアプリを開き、呼んでみるとすぐに車が来ました。

 そして、空港に向かいます。

 ああ、快適だ。

 クーラーの効いた車内で安心して目的地にたどり着けるなんて...

 バラナシから始まり、デリーに戻り、アグラを訪れて、またデリーに戻るというインド旅行はあっという間でした。

 やりたいことがどれだけできたかは分かりませんが、不自由な旅もまた一つの旅だなあ、などと感傷に浸ります。

 

 空港到着

 そうこうしているうちに、インディラ・ガンジー国際空港に到着しました。

 

 飛行機にもすんなり乗らしてくれないインド

 インドの空港システムは少し変わっています。

 まず、屋外にあるセルフチェックイン機でチェックインIDをプリントしないと、空港内にすら入れません。

 そして、そのIDを出入口の係員に見せて、ようやく空港内に入れてもらい、チェックインカウンターに向かうことができます。

 

 私のフライトはキャセイパシフィックの香港経由で名古屋行きです。

 なかなかキャセイのセルフチェックイン機が見当たらず、とりあえず近くの機械で試してみましたが、キャセイの項目がなく、機械をいじりながらまごまごしていると、見知らぬ男が近寄ってきて「インターナショナル?」と聞いてきました。

 「そうだ」と答えると、「ついて来い」と手招きされ、20メートルほどついて行くと、あるゲートに案内されました。

 「おお、インターナショナル便は予約番号だけで入れるのか」と思い、ゲートの列に並びました。

 すると、案内してくれた男が「マネー、マネー」とずっと横でしつこく催促してきます。

 

 結局、インドはいつもこうだ。

 声をかけられたら必ずお金を催促される。

 ちょっとした親切も、すべてが金なのです。

 

 「知らんよ」とその男をあしらい続けているうちに、ようやく入口近くまで進んだ頃、その男はようやく去っていきました。

 ようやく入口まで来て、係員にスマホの予約番号を見せたら、「チェックインIDを見せないとダメ」と言われ、列の脇に追い払われました。

 

 (結局、あの男は適当なことを言って金をせびろうとしていたのか)

 

 そう思うと、怒りがこみ上げてきました。

 結構な時間、並んでいたので、振り出しには戻りたくなく、列の脇から係員に「キャセイのセルフチェックイン機はどこだ?ちゃんと教えろ。中に入れてくれ。時間がないんだ!」と必死に頼み込んだら、ようやく空港内に入れてくれました。

 

 いつもこうです。

 

 いちいち無駄な苦労を強いられます。

 空港に入るだけでこんなに苦労する自分がみじめで、屈辱的でした。

 

 空港内に入ってチェックインカウンターを探す掲示板を見つめながら、思わず日本語で「バカ野郎!ムカつくわー」と呟いてしまったら、近くにいた日本人が驚いて振り返っていました。

 結局、私はインドにいると暗黒面に堕ちてしまうのです...

 

 その後の手荷物検査も無駄に長蛇の列。

 他の国みたいにスムーズにいかないインドの空港システムにうんざりです。

 出国手続きもだいぶ待たされ、ようやく搭乗エリアにたどり着きました。

 

 ようやくインドからおさらば

 制限エリアにあった不気味な仏像。

 なんかインドらしく、仏像すらも何かしらの魂胆をもった笑顔です。

 今回のインド旅用に新調したスニーカー

 厚底タイプを選んだのは正解でした。

 しかし、わずか一週間でスニーカーもずいぶんと老け込んだもんだ。

 いよいよ搭乗と思ったら、またしても荷物検査で並ばされます。

 いい加減にしてくれインドよ。

 

 いよいよフライトです。

 いつもは名残惜しくなる瞬間ですが、今回は微塵も名残惜しさを感じません。

 

ーーーーーーーーーー

 日本へ帰国

 日本に帰ってきた。 

 ようやく平穏な気持ちを取り戻せそうです。

 こんなに嬉しい事はない。

 

 翌日、無事に帰国出来たことのお礼参りに熱田神宮を訪れ、帰りに蓬莱軒でひつまぶしを食べてきました。

 インドと違い、クーラーの効いた店内でカレー味以外のものが安心して食べれる、米もおいしい。

 日本最高!!

 

 おしまい。

 

 皆さんこんにちわ。
 ナマステ!!
 前回からの続き

 前回のロータス寺院の件でイライラしながらホテルに戻ると、すでに11時を過ぎていました。

 シャワーを浴び、慌てて荷造りをして、正午にチェックアウト。

 荷物をホテルに預け、再び外へ出ました。

 ホテルのすぐ近くのチャイ屋でチャイを飲んでいると、朝会った兄さんが話しかけてきました。

 「あんたの紹介したタクシードライバー、7000ルピーも要求してきたよ」と苦情を言うと、「友達だから電話してお金を取り返してあげる」と言ってきましたが、正直、もう誰も信用できません。

 「もういい、無問題。」と断り、気を取り直してお土産を買いに行くことに。

 
「政府が運営していて安心して買い物ができる」と聞いたセントラル・コテージ・インダストリアル・エンポリウムに行きたいとリキシャに伝えましたが、「そのマーケットは休みだ」と言われ、勝手に別のお土産屋に連れて行かれることに。

 本当か?

 また騙そうとしてるのか?

 連れられたのは「Indian Loom」という店。

 店員はプロフェッショナルで、思わず買いたくなるような商品説明が見事でした。

 最初は高そうな品ばかりで買う気はなかったのですが、仏像や鐘、大理石のコースターや置物など、普段なら絶対に買わないような物まで購入してしまいました。

 気づけば会計は35,000ルピー程に…(笑)

 

 店を出ると、さっきのリキシャが待っていました。2回目はさっきよりも料金を吹っかけてきましたが、Uberを探すのも面倒なので、そのままリキシャに乗ることにしました。

 友人がテレビで見たというタンドリーチキン発祥の店、モティ・マハルに向かうよう伝えました。

 念のためナビで確認していたのですが、途中で道がそれていることに気づき、「どこに行くんだ?」と聞いたら、「ティーショップが近くにある」とのこと。

 

 (またかよ、もういい加減にしてくれ!)

 

 「ティーはさっき買ったから、レストランに行ってくれ」と指示しました。

 それでもしつこく、「本物のティーショップ、No.1だ」と言ってくるので、シートを後ろから叩き、「レストランに行け!」と強く言ったら、ようやくレストランに向かってくれました。

 全く、油断も隙もない。

 

 ようやく目的のレストランに到着。

 リキシャの運転手は「待っている」と言ってきましたが、「次はUberに乗るからいい!」と追い返しました。

  このモティ・マハルには日本のテレビで出川さんも訪れたようです。

 「タンドリー発祥の店か…」

 店内は格式高く、確かに美味しかったです。

 この店で一番人気のタンドリーチキンとバターチキンカレーを注文。

 美味しかったですが、疲れからか食欲が湧かず、半分以上残してしまいました。

 

 その後、Uberでホテル近くまで戻りましたが、やっぱりUberは快適で、何のトラブルもなく一安心。

 ホテルの近くでお酒が飲めて落ち着けそうな場所を探し、メインバザール周辺の路地をさまよいました。

 エベレストカフェ

 もしかして...ここイケるかも。

 階段を上がって屋上に出ると、デリーの喧騒から少し離れたような気がしました。

 これまで街を平面的に見ていましたが、こうして3次元の視野で見ると世界が広がる感じがします。

 

 おおっ!!

 なかなか快適ではないか。

 いつものゴールデンインコを注文。

 しかし、ゴミ箱みたいな街だったなぁ…

 上から眺めると改めてそう思います。

 夕方になると、屋上から無数のカイトが空に舞い上がり、しばし和やかな気持ちになりました。

 

 インド最終日は朝ごはんも観光も、ショッピングも思い通りにならなかった1日でした。

 最後の最後まで旅行者の予定を台無しにしようとするリキシャは本当に腹立たしい…

 

 思えば、デリーに来てから自分が攻撃的になっている…

 外国に来てるのに、ありえない程に…

 初めての一人旅が良くなかったのか?

 何がそうさせるのか…

 

 ゴールデンインコを飲み、カイトを眺めながら、しばし自問自答した。

 

 続く…

 皆さんおはようございます。

 

 ナマステ!!

 

 とうとうインド旅行も最終日です。

 

 

朝食もすんなり食べられない

 

 ビリヤニを食べていないことに気づき、ホテルを出てビリヤニの美味しそうなお店をGoogleで探しました。

 ちょうどホテルの近くに良さそうなお店があったので、行こうと思い外で探していると、案の定、怪しいインド人が声をかけてきて、「ここだ」と半ば強引に店内に案内されました。

 なんだか違うなと思っていたら、行きたかった隣のお店でした。

 しかも、その男は私のテーブルに座ろうとしたので、手であちらにどうぞのジェスチャーをして追い払いました。

 気まずい空気の中、そのお店でビリヤニを注文することに。

 

 なんと、ウェイターはビリヤニに指を突っ込んで運んできたのです。

 こんなことってある?

 

 私は黙ってお皿を180度回し、指が突っ込まれていない方だけを食べました。

 悔しい事にそのビリヤニは信じられないほど美味しかったです。

 もしかして指の出汁が利いているのか?

 

ロータス寺院で世界平和を願う

 

 デリー観光も急いで楽しみたいと思い、店の外で、観光地をスマホで探しながらタバコを吸っていると、いろんなインド人がツアーの勧誘をしてきましたが、すべて断りました。

 

 行き先が決まったので、Uberが捕まえられそうな大通りに向かって歩いていると、若いお兄さんが話しかけてきました。

 感じの良い人だったので少し話をすると、「ロータス寺院まで往復で1000ルピーでいいよ」と言ってきました。

 値段も妥当だし、その話に乗ることにして、お兄さんが紹介してくれたリキシャに乗り込みました。

 

 道中、VIP通行につき、急遽の道路封鎖で足止めを喰らったりとハプニングがありましたが、無事にロータス寺院に到着。

 ロータス寺院は造形が素晴らしかったです。

 ロータス寺院(バハーイー寺院)は、その見事な建築美で訪れる人々を魅了する場所です。

 まるで蓮の花が静かに水面に浮かぶような優美な形をしており、インドの伝統的な美しさとモダンなデザインが融合しています。

 巨大な花弁が重なり合うような外観は、いろんな角度から見ると様々な表情がみれてとても優美です。

 また、寺院内部は教会の礼拝堂といった趣があり、宗教や文化を超え、多くの人々が静かに祈りを捧げていました。

 静けさの中で、自然光が花弁の隙間から差し込み、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

 私も礼拝堂で世界平和を祈りました。

 

悪質なオートリキシャと争う

 

 ロータス寺院を観光し終え、リキシャの場所に戻り、ホテルまで送ってもらうよう頼みました。

 道中は眠気に襲われ、うとうとしていました...

 

 不意に起こされて目を覚ますと、インド門の前に停車しており、写真を撮らせてくれました。

 なかなか気が利くじゃないかと感心していると、急に降り出した雨の中、次にティーショップに案内されました。

 あれっ?

 

 私はすぐにホテルに戻りたかったので、ティーショップに行くのを断りました。

 「早くホテルに行ってくれ、チェックアウトの時間がある」と伝えると、彼の態度が急に怪しくなりました。

 しばらくして、お金を先に支払ってほしいと言われ、「いくら?」と尋ねると、なんと7000ルピーを要求してきました。

 

 「7000?1000じゃなかったのか、話が違うだろ、払えない」と言うと、彼は「私の時間は高価だ、色々な場所に連れて行った」と強硬な態度を崩しません。

 「お前は愚かだ、私は何も頼んでいない」と言い合いが続きましたが、最終的に「いくらなら払える?」と聞かれました。

 「2000なら払う」と答えると、「じゃあ4000でどうだ」と、くだらない交渉を仕掛けてきました。

 私はうんざりして「黙れ、私は怒っている」と言い、2000ルピーを渡したら「降りろ」と言われたので、椅子を叩いて怒りをあらわにし、「ホテルまで行け」と命じ、何とかホテルまで送らせました。

 

そして私は暗黒面に堕ちた

 

 道中、彼がぶつぶつ文句を言う度に「シャラップ」と叫び、喧嘩しながらホテルまで戻りました。

 

 最後に降りる際に彼が「乗る前にちゃんと値段を確認した方がいいぞ」と説教じみた事を言ってきたので私も「黙れ、インド人は嘘つきだ」と返しておきました。

 

 ロータス寺院で感じた厳かな雰囲気とそこで祈った世界平和をすっかり忘れ、デリーの喧騒とインド人に触れる度に私の心はどんどんと暗黒面に堕ちていきました...

 

 続く...

 

 

 皆さんこんばんわ。

 ナマステ!!

 

 前回からの続き...

 

 詐欺師に遭遇しながらも、ようやくたどり着いたタージマハル。

 結論から言うと、来てよかった!

 やっぱりここは訪れる価値がある場所でした。

 

 タージマハル、デカい!!

 ゲートから段々とタージマハルに近づくにつれ、その圧倒的な大きさにただ驚きました。

 過去に写真では何度も見てきましたが、実際に目の前に立つと、そのスケール感は全く別物です。白大理石の美しい外観は、まるで光を吸い込んでいるかのように輝いていました。

 

 タージマハルの裏の川の景色も良い!

 私的に一番印象的だったのは、タージマハルの裏手に流れるヤムナ川の景色です。

 多くの観光客はタージマハルの正面だけに集中していますが、私は裏側から見る川の風景がとても静かで心を落ち着かせてくれました。

 タージマハルと川のコントラストが素晴らしく、時間がゆっくりと流れているように感じました。

 

 壁の白大理石の装飾が細かい!

 近くで見ると、タージマハルの壁面に施された装飾の細かさに驚かされます。

 白大理石に彫られた幾何学模様や植物のデザインは、精密かつ美しく、ムガル時代の職人たちの技術力を実感しました。

 一つ一つが手作業で作られたと考えると、その労力と時間にただ感服するばかりです。

 

 入口に来るとあらためてデカい!!

 周囲を散策し、十分に堪能した後はいよいよタージマハル内部に入ります。

 入口から見上げると、改めてデカさに圧倒されます。

 

 タージマハルの内部に入ると、神聖な雰囲気が漂います。

 内部は写真撮影禁止なのが残念ですが、撮影して軍人らしきひとにデータを消される観光客が何人もいました。

 

 光が差し込む中、ムムタズ・マハルの墓が静かに佇んでいます。

 装飾された壁や天井は、細かい彫刻が施され、まるで芸術作品のようです。

 

 やっぱりタージマハルはこのアングルだね。

 帰り際に正面からのシャッターチャンスを見つけ、パシャリ。

 出口に向かって歩く間に、もう一度パシャリ。

 時間はたっぷりあるし、もう少し居たかったが、喉が渇いたのでタージマハルを出る事にした。

 

 インドの整理術⁉

 出口ゲートの横にある荷物預かり所からボディバッグを返してもらうと、バッグに直接、整理番号が書いてある。(汗)

 今回用で新調したばかりのバックなのになあ。

 

 ビアとお猿さん

 出口ゲートを出てすぐにドリンク売り場に寄ったらハイネケンが売ってて嬉しい。

 インドでは酒類が貴重なのだ。

 ハイネケン&猿と記念撮影。

 

 ビールを飲んで一息してから、入ったゲートとは違うゲートへ向かい、敷地から出る事にした。

 出てからは相変わらずリキシャの勧誘があるものの、入ったゲートと比べておとなしかったので良かった。

 

 帰りの電車の時間までは、まだたっぷりあったので適当にリキシャを捕まえてアーグラ城塞に寄ってみることにした。

 

 赤い要塞

 なかなかカッコいい外観。

 アーグラ城塞はムガル帝国の栄華を伝える素晴らしい遺跡です。

 

 高い壁

 正門をくぐると高い壁が現れる。

 城塞らしい立派な赤い壁が素晴らしい。

 

 アーグラ城塞からのタージマハルビュー

 川とタージマハルが見える。

 タージマハルを建設し、晩年はアーグラ城塞に幽閉されたシャー・ジャハーンも、ここからタージマハルを眺めながら、最愛の妻ムムタズ・マハルを想ったのか?

 アーグラ城塞は広大でこの他にも庭園やら、塔やらムスクがありました。

 タージマハルと並んで観に行くべきスポットだと思いました。

 ゆっくりできるレストランに行きたかったので、もう一度、タージマハルの入口付近に戻る。

 相変わらず客引きが凄くて、じっくりとレストランを選べなかった。

 結局、客引きの言われるがまま少し大きいレストランに入る。

 Theka Desi Sharab Ki Dukan

 ビールを飲めたのが良かったが、案内された席は扇風機が当たらず暑かった。
 昼食にパスタも頼んだが、イマイチだったので、半分以上残した。
 
 どうも、インド来てから食欲が無いのは何故だろう。
 一日2食ペースでほぼ完食していない。
 1時間程ゆっくりして、ウエイターに謝ってから店を出る。
 
 レストランを出て、タージマハル門前を歩くと、やはり物売りが激しく、何人もしつこく寄って来る。
 地下鉄の下に避難したりもしたが、やっぱり、落ち着ける場所に行きたい。
 
 リキシャとの意思の疎通に苦しむ。
 適当にリキシャを拾って、「I want to alcohol」と下手な英語で伝えると、ビール売りの屋台とかに連れていかれた。 
 一応、ビールを買ったが、「different  image」と伝えると、よほど私が機嫌悪く見えたのだろう、「Your happy、my happy」と言われた。
 気を遣わせて申し訳ない気持ちになる。
 

 そんな時にリキシャが急に止まり、知らないオバサンが乗りこんでくる⁉

 

 しかも、こちらを振り返り物乞いをしてくる。

 気分が悪くなったのでリキシャにアーグラ駅で降ろすよう伝える。

 結局、全然落ち着けなかったが、どうでもよくなってきたので駅で3時間ぐらい時間を潰すことにした。

 駅では、待合所やタバコを吸いに外に行ったりと、とにかく不毛な時間を過ごした。

 インドではいつも自分の思い通りにならない。

 

 アレっ?コイツも詐欺師⁉

 ようやく電車が来たので、自分の車両に乗り込もうとしたとき、朝のあいつみたいな男がドアに立つ。

 「sorry...」と声を掛けたらすんなりどいてくれたので違かったみたい。

 

 帰りの特急列車はデリーではなく、一つ前のヘーズラット・ニザマディン駅までだった。

 駅前は相変わらずタクシーの勧誘が激しい。

 勧誘タクシー全てを振り払い、人気のないと場所でUberを探していたが、なかなか捕まらない。

 結局、駅前に戻り、たむろする勧誘タクシーに乗った。

 相変わらず、駅からの出口はリキシャやタクシーで無駄な渋滞を作る。

 イスラム風の服を着たこの運転手はなかなかワイルドだったが、無口で楽だった。

 駅から脱出したあとはスムーズにホテルの近くまで送ってくれた。

 

 1日半、引きこもった後に1日中、外をうろついていたので酷く疲れた。

 明日はインド最終日。

 楽しめるのだろうか...

 

 続く...

 皆さんこんばんわ。

 ナマステ!!

 

 前回からの続き

 

 何もせず過ごしたデリーでの2日間でしたが、3日目にしてようやく動き出す。

 早朝の5時過ぎ。

 

 騒ぎの後のように荒廃した街並みを抜け、ニューデリー駅に向かいます。

 案の定、リキシャの勧誘がしつこい。

 ホテルから徒歩10分以内なので、全て無視して進みました。

 朝早くからニューデリー駅前は客引きのリキシャで大混雑。

 「なんでやねん!!」

 事前に12Goで予約した特急列車のホームを確認。

 (よしよし、ちゃんと乗れそうだ。)

 電車が来た!

 長すぎる、多分20両ぐらいあった。

 停車した電車で自分の車両を探したものの、反対方向の最後尾まで行ってしまい、無駄足に。

 結局、自分の車両は一番前でした…。

 

 ここでトラブル発生。

 私の車両のドアの前にいたおじさんが、チケットの提示を求めてきました。

 駅員かと思い、プリントアウトしたチケットを見せると、彼はもっともらしくチェックを入れ、「このチケットはブッキングが必要だ」と言ってきました。

 そして、「案内するからついて来い」と言い、私のチケットを持ったまま、ホームの階段を上がり始めました。

 「ブッキングオフィスは近いのか?」と聞きながら一緒に階段を登ったのですが、発車まで5分も無いのにこのおじさんの動きがおかしいと気づき、「ヘイ!ストップ!」と踊り場で呼び止めました。

 

 おじさんが振り返った瞬間、

 私の光速の手で、隙だらけのおじさんからプリントを奪い返し、元の車両へ走って乗り込みました。

 

 今の絶対に詐欺師だったよなあ...危っぶー!!

 

 安堵していると、列車が動き出しました。

 

 早朝の特急列車に乗るだけで詐欺にあいそうになるインドに呆れますが、もはや笑えてきます。

 

 2時間の特急列車は快適だった。

↑車窓から

 

 デリーからアグラへの車窓からは、インドの混沌とした街並みを抜け、徐々に田園風景が広がっていきます。

道中、田舎の人々の生活が垣間見え、まるでタイムワープしたような感覚を覚えました。

 アグラに近づくにつれ、期待感が高まります。

 タージマハルのあるアグラ駅に、列車は30分遅れで到着。

 駅に着くとホームの中からリキシャの勧誘が凄まじく、彼らを振り払いながらタージマハルに向かって歩き出しましたが、思ったよりも遠そうだったので、結局リキシャに乗ることにしました。

 10分ほどリキシャに乗り、タージロードを通り、タージマハルのある門の前に到着。

 門の前でもリキシャや売り子がひっきりなしに声をかけてきます。

 門をくぐり、園内の道をさらに歩きました。

 チケットゲートを見つけ、事前にネットで予約したチケットを提示。

 荷物検査は厳しく、持ち込める荷物が限られているようです。

 スマホと財布だけ取り出し、ボディバッグを預け、いよいよタージマハル内へ。

 さらに奥にもう一つ門があり、それをくぐると……

 ついにタージマハルが見えました!!

 

 広大な庭園を通り抜け、遠くに立つその姿を見た瞬間、フガフガと鼻息が荒くなり、興奮してしまいました。

 白大理石でできたこの建物は、光り輝いているように見え、その美しさは想像以上でした。

 

 続く...