皆さんおはようございます。
突然起こった、米国によるベネズエラ大統領拘束事件。
EU、日本のオールドメディアはこぞって「トランプは国際法違反だ」「傲慢で独裁的だ」「ロシアの侵攻を正当化する行為だ」といった論調で報道しています。
本当にそうなんでしょうか?
■ この問題は「ベネズエラ単体」で見てはいけない
まず大前提として、この出来事をベネズエラ一国の人権問題や主権問題としてだけ捉えるのは不十分です。
ベネズエラは、すでに長年にわたり中国、ロシアという大国の影響下に置かれてきました。
これは突発的な話ではなく、積み重なった結果です。
■ 中国は「支援」という名で原油を押さえてきた
チャベス政権以降の経済失政により、ベネズエラは自力で国家を維持できなくなりました。
そこで頼ったのが中国です。
中国は将来の原油供給を担保にした融資(石油返済型融資)を通じて、ベネズエラを支えました。
しかしこれは、単なる善意ではありません。
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掘った原油の多くが返済に回る
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国家財政の自由度が失われる
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政策判断に中国の意向が影を落とす
結果としてベネズエラは、資源を通じて中国の戦略圏に組み込まれていました。
■ ロシアも「軍事とエネルギー」で関与を深めた
さらにロシアは、武器供与、エネルギー分野への参入、政治的後ろ盾という形で関与を拡大しました。
ロシアにとってベネズエラは、「アメリカの裏庭」に影響力を及ぼせる極めて貴重な拠点です。
この時点で、ベネズエラは本当に「完全な主権国家」と言える状態だったのか、冷静に考える必要があります。
■ トランプは何を見ていたのか
ドナルド・トランプが見ていたのは、人道や建前としての国際法ではなく、勢力圏が固定化していく現実だったと考えられます。
もしアメリカが何もしなければ、
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中国は中南米に安定した資源供給拠点を持ち
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ロシアは米州での軍事的・政治的影響力を恒常化
させる。
トランプの行動は、美しくも理想的でもありません。
しかし、中国とロシアの戦略的選択肢を一つ潰すという観点で見れば、極めて現実的な判断だったとも言えるのではないでしょうか。
■ 中国が台湾を狙う上で、ベネズエラ原油は重要なのか
結論から言えば、ベネズエラ原油は、中国にとって決定的な生命線ではありません。
中国の原油輸入は中東、ロシア、アフリカが中心で、距離的にもベネズエラは効率の良い供給元とは言えません。
それでも中国がベネズエラに関与してきた理由は明確です。
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米国の影響圏に楔を打てる
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市場外で原油を確保できる
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供給源を分散し、封鎖耐性を高められる
つまりベネズエラは、「台湾を攻めるための燃料」ではなく、「台湾有事で負けないための保険」なのです。
■ 台湾有事は、日本に直結する
台湾有事が起きれば、軍事衝突だけでなく、
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原油・LNG価格の急騰
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海上輸送路の混乱
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日本経済への直接的打撃
が同時に発生します。
ベネズエラ原油は日本に直接来ません。
しかし、中国が代替調達を強めれば、世界市場全体が逼迫し、その影響は確実に日本にも及ぶ。
■ それでもオールドメディアは「善悪」しか語らない
ここで、どうしても違和感を覚えます。
日本のオールドメディアは、トランプの行動を「独裁」「暴挙」「危険」と一斉に断じます。
同時に、国内では正月明けの今日、高市首相にこの件についての言質を取る為に躍起になるでしょう。
遠く離れた南米と同盟国であるアメリカが当事者であるこの事件について、日本に何の発言権があるのでしょうか?
言質をとって高市政権とアメリカを叩きたいだけの魂胆が見え隠れします。
本当はベネズエラとアメリカ外交の経緯、世界情勢の中の位置付け、日本への影響を知りたいところですが、日本のオールドメディアは政策の是非を論じる前に、人物像やレッテル貼りで空気を作ろうとする。
トランプと高市政権を叩きたいだけのオールドメディア。
この国のオールドメディアは、一体だれのために働いているのでしょうか。




