ファイルの暗号化とパスワード設定の違い |   株式会社ゼフ 登坂洋子のビジネスブログ
2011-03-22 01:49:44

ファイルの暗号化とパスワード設定の違い

テーマ:情報セキュリティ

BCM 事業継続マネジメントについてはまた今度にします。


今日は、ファイルの暗号化とパスワード添付の違いについて。

これもBCMと関係がなくはない。


緊急時に従業員が在宅勤務となった場合、情報流通のコントロールと並んで、二次災害として情報漏洩のリスクを考慮する必要が出てきます。


重要情報をメール添付ファイルでやりとりをする場合、添付ファイルの暗号化は必須となります。

通信途中のメールの盗聴や、誤送信への対策です。


ファイルの暗号化とは、ファイル自体を暗号化してしまうということ。暗号化したものを元に戻すためのパスワード設定をすることになります。

ファイルへのパスワード設定は、ファイルを開くためのパスワードを設定することになります。


添付ファイルを開けない様にするという点では、ファイル暗号化もファイルへのパスワード設定も同じです。

では何が違うのか?


有名なフリーソフトでは、WindowsのEDなどがありますが、このソフトでは、あらゆる拡張子(xls, word,jpg等)のファイルを暗号化できます。また、拡張子を特定できなくするため、セキュリティ度が増すとも言えます。

一方で、パスワード設定のできる拡張子ファイルというのは限られています。業務でエクセルやワードくらいしか使用しないのであれば、ファイルへのパスワード設定だけでも良いかもしれません。


いずれにせよ、取り扱う情報の重要度に沿った、セキュリティ対策を取ることが大切です。







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