◆G種運(DM) 会いたくない6 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

デス辺りのDM+サイ、仕事はカガリの補佐設定。



夜、唐突にチャイムが鳴った。正直予感はしていたし、サイから『もしかしたらアイツ、ダメモトでソッチに行くかも』と連絡が来たので、本当に来たんだ、というのが正直な感想だった。明かりはついているし、流石にここで居留守は悪い。仕方なくインターホンで応答する。

『来ちゃった』
「………部屋間違いです」
『待って!ごめんって!』
「…何か用?」
『ドライブ行こうぜ。俺飲んでるから、ミリィの運転で』
「は?何勝手なこと言ってるのよ」
『サイに追い出されたんだ。ホテル取ってないし』
「知らないわよ」
『星空見に行こうぜ。…そしたら帰るから』
「………ちょっと待ってて」

溜息を吐いて軽くメイクをし、上着を羽織った。予感はしていたから、人と会える格好で待っていた、…なんて言えないけど…。
ドアを開けると、お土産、とケーキを差し出された。夜中に食べるなんて出来ないので冷蔵庫に仕舞い、車に向かった。
 



彼を助手席に乗せて運転するなんて初めてだ。車の時は、いつも彼が運転したがったので任せていた。
あれだけ『会えない』と言っておいて、一体何を話せば良いのか…。酔っているとも思えないし、怒るのも違うし。こちらが黙っていると、彼の方から口を開いた。

「お前もちょっと休んだら?鬱々としたまま仕事したって、上手くいかないって」
「…でも…」
「カガリだって、きっと裏でアスランに甘やかされてるぞ」
「…かもね」
「人と比べるなよ、お前の悪い癖だって。誰でも同じなのは、誰かの支えと息抜きが必要ってこと」
「…酔っ払いに言われるとムカつく」
「すいません」

 

→(あと1・2話)

 

 

 

 

 

 

この話はほぼ固まった、やっぱり長くなった。今pixivもう少しでアップ出来る話5つ(+テニプリひとつ)。もうすぐ完成状態で別の話が浮かんでそっちを先に…、で2ヵ月放置してるのもあったり。でもテニミュも見たいしすぱふぁ(何て略すんだ?)読みたいし見たい。時間が無限に欲しい。