種最終回後の別れシリーズ。ディアイザ(友情、絆)メイン+少しディアミリ。
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「当たり前だけど、コーディネーターにも色んなタイプがいるのね」
「そりゃそうさ。俺とアイツは性格は全然違うけど、でも不思議と気が合うんだよな」
「お互いに足りない所を補い合う、ふたり揃うと倍以上になる、ってことなんでしょうね。アンタ達は、命懸けで戦ってるんだから猶更」
「…かもな」
猪突猛進のアイツを、俺は後方から支援する。でもいざという時は俺が助けられたりする。話していると、やはりあのヒステリックな怒鳴り声が、無性に懐かしくなった。
AAに残り、仲間として共に戦うことに決めた時も、ザフトを裏切ることになることより、親友と敵対するかもしれないことが不安だった。いつか戦場でデュエルと相対するかもしれない、という事実を内心最も恐れていた。AAのクルーとはすぐに打ち解け、サイとも友人になり、ミリアリアとも大分距離は縮まったが、常に頭の片隅にそのことがあった。
遂に恐れていた日が来てしまった。メンデルで裏切り者として再会し、銃口を向けられ、分かってもらえなければお前とも殺し合うしかなのかと苦悩した。お前を撃つつもりなどない、お前に友を殺させたくもない。一体どうしたら…。
それが最終決戦、バスターが被弾しもうこれまでかと諦め掛けた、デュエルが、お前が助けてくれて敵を撃退し、何とかAAに戻ることが出来た。イザークもAAの格納庫に降り立った。きっと複雑な心境だろうが、俺は心の底から嬉しかった。
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ここはもう少し加筆かな。過去何度か書いてきたシーンだけど。