◆G種(DMトル、サイ) 側に3/3 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

★昨日の続き、サイ視点のトルミリ前提DM。まだ曖昧。

 

 

 

「コーディネーターって、13歳で成人扱いなんだろ?」

「あぁ」

「でもオーブでは皆、18歳が成人なんだ。…でもキラは、既にゼミの教授から個別に仕事頼まれてて。バイト感覚だったけど、今考えると、あれって既に助教っていうか、何なら教授より仕事出来てたんだよな。普段おっとりしてたから、あまり考えたことなかったけど。あれでとっくに一人前だったんだ」

「…だろうな」

「でも13歳になったからって、それで独りで生きていける訳じゃない。ディアッカもそうだろ?」

「そりゃあな」

 

 

 

「トールとミリィって、似てたんだよね」

「え…」

「ごめん、聞きたくないか」

「………似てたんだ」

「…あぁ、恋人だけど、兄弟みたいな感じ。誰が見ても自然だったんだよ、ふたりが一緒にいるのが」

「…」

「お前とミリィは正反対だよな。いっつも喧嘩してるし。…でも不思議と、完全にいがみ合って離れることはない。互いを補い合ってるって言うか…。真逆かと思えば、やっぱり似てる所もあってさ。不思議だよな、お前ら」

「…」

「何が正解とか、そんなのないんだろうけどさ。兎に角ふたりが幸せならそれで良いと思うし。…だからさ、俺は応援してるよ」

「…お前、本当に良い奴だよな。俺が女ならちょっと惚れてたかも」

「止めろって」

「…サンキュー、お前こそ幸せになれよ」

 

 

 

トールとミリィは、本当にお似合いだった。このままずっと付き合って、結婚して家庭を築くのだろうと信じていた。…でも、そうはならなかった…。

 

その傷を癒した男は、トールとは真逆のタイプだった。元敵同士、上手くいく訳ない。最初はただ珍しくて、自分が傷付けたから罪滅ぼしで構っているだけだと思っていた。でも多分違う、本気なのかもしれないと気付いた。

 

それでもいずれは離れ離れになる運命のふたりだ。その時また彼女が苦しむくらいならと、わざとトールのことを話した。それごと受け入れられる男でなければ駄目だと思うから。だろ、トール?

 

 

 

 

 

 

星のはざまからに出てくるトルミリのツーショットを見てると、ふたり顔似てない?と思った話。ミリの目が大きいだけで、髪型も凄く似てる気が。(時期は自由後、酒を飲みながらでも良いし、AAを降りる前の食堂でも良い、と思いながら書いてたけど、やっぱり後者か)