◆G種(DM) 地獄1/2 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

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夜中の食堂に人気はない。独りで片隅に座ってドリンクを飲んでいると、ディアッカが入ってきたので驚いた。

「あれ、まだ起きてたのかよ」
「アンタこそ、こんな時間まで格納庫にいたの?」
「あぁ、ちょっとバスターの調整に手こずって」
「やっぱり自分でやらないと駄目なんだ」
「そりゃあな、命掛かってるし。お前は何してたんだよ、こんな時間に」
「…ちょっと眠れなくて」

「…私、死んだらもしかしたら、地獄に堕ちるのかな、って…」
「お前がそうなら、俺はどうなるんだよ?一体何人、この手に掛けてきたと思ってる?」
「…ごめん」

味方を守る為とか、やらなければやられるという理由はあれ、彼が人殺しである事実は変わらない。実際彼が、一体幾つのMSを撃ち、戦艦を墜としてきたか、ミリアリアには想像も出来ない。AAだって実際狙われ、何度となくもう駄目だと、背筋が凍ったものだ。

例えばあの頃のバスターが放つ、たった一発の攻撃が当たってAAが堕ちていたとすれば、乗組員全員が死んでいただろう。勿論私も、…生きていたら、トールも。



でも彼が極悪非道の悪人ではないことは分かっている。殺したくて殺しているのではないし、仲間の死、…トールの死も重く受け止めてくれるようになった。私達を守る為に、彼は今日もバスターで出撃し、やらなければやられるから敵を撃ち、AAを、私達を守り、AAに生きて帰って来たのだ。恐らく明日も、これからも。

…トールが出撃することになった時、最後まで反対する私に、彼は言った。

「俺は相手を撃ち落としに行くんじゃない。キラを手助けする為に、AAを、ミリィを守る為に行くんだよ」

私を守る為に、誰かを殺すのだとしたらとても哀しいし、それは私の罪でもある。でも彼が生き延びる為に相手を撃たなければならないというなら、それは戦争という罪。全てを許すことは勿論出来ないけれど…。

でも彼が人殺しだなんて、やっぱり哀しい…。
思わずその褐色の手に触れると、びくりと驚いたように震えた。でも振り払うことはせず、握り返すこともしなかった。

 

 

 

 

 

 

★TVERで配信中のブリーチの話。

アイゼン反乱編?雛森関連でブチ切れる日番谷とか、「今の俺にコイツに掛ける言葉はない」と入口で見守るだけの日番谷とか、「もうちょっと捕まっとっても良かったんやけど、ごめんな」と去るギンと「アンタのそういう所が嫌いなのよ、馬鹿みたい」と吐き捨てる乱菊。あああヤバい!ひつひなギン乱大好きだった―――!!!京七剣やちもきになるし。

 

アランかる編?この辺で原作離脱、アニメも見てないので設定が全く不明。浪川諏訪部さんだったんだ!OPこんなにもガッツリギン乱?!?!ひつひなは一瞬だけど美しいし。これはやばい、鰤沼に再び…。いやいや、そんな余裕はない。何度も言うけどギンが死ぬ所知らないから気になる。