◆G種(DM) 馬鹿2/2 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

 

ひとりになり、ベッドに寝転び考える。

テロを未然に防げた、反ナチュラル派をひとつ潰せた、彼女を危険から守れた、これは名誉の負傷だ。…だがやっぱり会いたかった…。楽しみにしていたのに、彼女だってきっと、少しくらいは。突然会えなくなった、急に帰れなんて、一体どう思うだろう。でも彼女の安全が一番だ、それさえ守れるなら、俺は…。

 

コンコン、とドアがノックされた。

 

「何だよイザーク、まだお説教…」

「…」

「ゲェッ?!何でお前がここに…?!」

 

入ってきたのはミリアリアだった。ここは関係者以外立ち入り禁止だ、イザークがしくじった上、案内したのだろう。役立たず、裏切り者!内心奴を責めている場合ではない、絶対零度の眼差しにぐっと体が冷えていく。怒っている、かなり…。

 

「私はジャーナリストよ?隠し通せると思ったの?」

「えっと、これには深ーい事情が…」

「………」

 

黙ったまま近寄ってくる。逃げ場はない、どう説明したものかと必死に頭を巡らせる。何処まで知ってる?イザークは全部話したのか?

 

「あ、あの、ミリアリア…」

「…馬鹿」

「…だよな」

「本っ当にどうしようもない馬鹿なんだから…」

「…」

 

顔に伸びてくる手、包帯の上からそっと撫でられる感覚。哀しそうに微笑む、涙に潤む瞳…。

 

「馬鹿…」

「ごめん」

 

連れて行きたい場所があった、ずっと楽しみにしていた。…でもこうして、直接会って触れ合えて、目を見て話して生きている。それが何よりなのだ。

 

「馬鹿」

「…馬鹿って何回言った?」

 

 

 

 

 

 

Dが馬鹿馬鹿言われる話。もう少し加筆出来たらpixivアップかな。

Dが死に掛ける話をもうひとつ書いてる。死なないにしても何処までにしようか迷う。本編でも怪我しがちだったからな。デスでも一度メット壊れてまた額怪我してたよね?自由では大丈夫…?

 

これ書いてて湧いた疑問。プラントになちゅは住めるのか?なちゅとこーで、恋愛結婚してる人はいるのか?こーでは自然に種を残せないとラクスが言ってた。だから遺伝子の相性で結婚相手が決められる?(デュララミ)