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ひとりになり、ベッドに寝転び考える。
テロを未然に防げた、反ナチュラル派をひとつ潰せた、彼女を危険から守れた、これは名誉の負傷だ。…だがやっぱり会いたかった…。楽しみにしていたのに、彼女だってきっと、少しくらいは。突然会えなくなった、急に帰れなんて、一体どう思うだろう。でも彼女の安全が一番だ、それさえ守れるなら、俺は…。
コンコン、とドアがノックされた。
「何だよイザーク、まだお説教…」
「…」
「ゲェッ?!何でお前がここに…?!」
入ってきたのはミリアリアだった。ここは関係者以外立ち入り禁止だ、イザークがしくじった上、案内したのだろう。役立たず、裏切り者!内心奴を責めている場合ではない、絶対零度の眼差しにぐっと体が冷えていく。怒っている、かなり…。
「私はジャーナリストよ?隠し通せると思ったの?」
「えっと、これには深ーい事情が…」
「………」
黙ったまま近寄ってくる。逃げ場はない、どう説明したものかと必死に頭を巡らせる。何処まで知ってる?イザークは全部話したのか?
「あ、あの、ミリアリア…」
「…馬鹿」
「…だよな」
「本っ当にどうしようもない馬鹿なんだから…」
「…」
顔に伸びてくる手、包帯の上からそっと撫でられる感覚。哀しそうに微笑む、涙に潤む瞳…。
「馬鹿…」
「ごめん」
連れて行きたい場所があった、ずっと楽しみにしていた。…でもこうして、直接会って触れ合えて、目を見て話して生きている。それが何よりなのだ。
「馬鹿」
「…馬鹿って何回言った?」
★
Dが馬鹿馬鹿言われる話。もう少し加筆出来たらpixivアップかな。
Dが死に掛ける話をもうひとつ書いてる。死なないにしても何処までにしようか迷う。本編でも怪我しがちだったからな。デスでも一度メット壊れてまた額怪我してたよね?自由では大丈夫…?
これ書いてて湧いた疑問。プラントになちゅは住めるのか?なちゅとこーで、恋愛結婚してる人はいるのか?こーでは自然に種を残せないとラクスが言ってた。だから遺伝子の相性で結婚相手が決められる?(デュララミ)