大明、秀明  三日月 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

「見てあの月、綺麗な三日月ね」

「本当だな、今夜は雲もないから綺麗に見える」

「不思議の国のアリスの猫の口に見えない?」

「…」

 

 

 

そう言えば幼い頃、従兄弟として会った最後の日は、こんな三日月の綺麗な夜だった。あの時も寂しさを誤魔化す為か、幼い彼女は言った。

 

「猫が笑ってる口だね。私達を見守ってるんだね」

 

 

 

「…何?変なこと言った?」

「…いや、可愛らしいと思ってな」

「子供っぽいって馬鹿にしてる?悪かったわね」

「いや、そうじゃないんだ。…昔のことを少し、思い出してな」

「大君も何かに見えた?」

「…さぁ?どうだったかなぁ…」

 

ロマンチックだな、とは思う。

 

 

 

 

 

 

 

今日は朝8時~夜6時半まで仕事…。明日も仕事…。正月以降、3連休激暇だったのに…。今頃テニミュやってるのになぁ………。