いろんなことで「察して」を求めてくる「察してちゃん」
たとえばデートで、
「今日の夕食はなにがいい?」
という彼氏の問いに
「なんでもいいわ」
というので、彼氏が焼肉屋に連れて行ったら、肉が嫌いだの、臭いが服に移るなどさんざん文句を言ってきた彼女。
「だったら、最初から食べたいものを言えよ」
と言いたくなってきますよね。
察してちゃんが会社の上司になると、1から10まで説明するのがめんどくさいと思っているので、あれこれ指示を出しません。
なので、部下は混乱してしまいます。
基本的に察してちゃんは、自分の価値観が絶対だと思っているので、普段、傲慢な態度をとっているように周りに写ります。
察してちゃんは、承認欲求が強く、
とても気が強いように見えて、実はとてもナイーブなのです。
常に本音を言うと摩擦が起きてしまうと思い、本心を隠そうとします。
人前で本心を言えないので、SNSなどで本心を言い、それを知った周りはギャップに驚きます。
察してちゃんに振り回される人は多いのです。
当然、アスペルガーとの相性は最悪です。
アスペルガーは言われたことはやりますが、察して何かをやるというのは苦手です。
察してちゃんといっしょになると毎日が喧嘩です。
アスペルガー者は正直なので、
「だったら最初からそう言えばいいじゃないか」
と言いますが、察してちゃんも負けていません。
「気が利かないあなたがアホなのよ、そんなの常識でしょ」
と言います。
察してちゃんがよく使う言葉が、
「そんなの常識よ」
ですが、
日本の常識は世界の非常識
と言われるほど、常識というのは、「その地域、集団」によって変わってくるものです。
ASD者が覚えてほしいのが、察してちゃんに対して
自分は正しい
と思っていても
引き下がることも必要
ということです。
それは
負けるが勝ち
ということばもあるからです。
それはできない
というのであれば、世の察してちゃんにけっして近づかないことです。