セッティングロボ1のブログ

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バイクのインジェクションてなんか、よく解んないな~
そんな人は気軽に覗いてください。

知識が増えたら友達に自慢できるかもしれません。

自分のバイクを楽しいバイクにする参考にしてください!

ダックス125のセッティングをする前にノーマル状態を測定しました。

 

 

巷で噂の「ハンターカブよりダックスのほうが速くねぇ!」とのこと、確かに2台乗り比べてもダックスのほうが...なのでノーマル状態のパワーグラフを比較してみましょう口笛

 

まずはスロットル100%(全開)

赤いグラフ:65ハンターカブ

青いグラフ:ダックス125

いずれもノーマル状態です

 

まずはレブリミットが違いますが走行中ほとんど使わない部分なのでどうでもいいのですがハンターのほうが9000超えの設定です。

下側の空燃比ですがハンターはパワーの出る13:1あたりですがダックスは5000回転を超えたあたりから12:1とかなり燃料濃いめで設定されています。

 

パワーグラフを比べると圧倒的にダックスのほうがパワフル(空燃比は濃いのに)びっくり

 

ピークパワーがどんどん落ちていくハンターに比べるとダックスは8000回転手前までピークパワーを維持します。

7000回転からは1馬力の差が続きます。

 

ダックスは空燃比、点火時期ともに改善の余地があるのでセッティングすればさらにパワーが上げれそうグラサン

 

 

 

スロットル80%

 

ほぼ全域でダックスの勝ち 空燃比はともに理論空燃比の14.7:1あたりへ変化。 それでも大きいところでは1馬力以上差が出ています。

 

 

スロットル60%

 

空燃比はともに理論空燃比の14.7:1あたり 差はほとんど無くなってきました。

 

純正パーツをしらべたところカムやピストンなどは65ハンター、ダックス、5速モンキーなど基本的に同じ

 

となるとマフラーや吸気システムの違いで差がでているのでは...

 

なので、ダックスの吸気、排気のシステムを調べてみました。

ダックスの吸気ダクトは長くストレート。ボックス容量的にも良さげ。マフラーはエンジン下でUターンしていて125シリーズ中で一番長いエキゾーストシステムです。

 

こういう部分んで出力特性が65ハンターとダックスでは違いがあるようですね。

 

ようするに、同じエンジンでもマフラーとエアクリーナーでパワー特性がこんなに変わるということです。

 

 

 

 

ノーマルのポテンシャルがわかってきたのでノーマルダックス125をインジェクションセッティングしていきます爆  笑

 

 

 

 

 

 

少しダックス125のカスタムが進んだので書きます。

 

 

まず、フロントフォークを外して気になったのはアクスルシャフト。とにかく前後ともキャンキャン締まってます! これはダックスに限らずハンターカブやモンキーも。 そしてすばらしいくらいにドライ。知らずに通勤なんかで使うとタイヤ交換時に苦労しそう。新車からしっかりグリスを塗って規定トルクで締め付けましょう。

フォークステムのクランプボルトもけっこう締まってる。倒立フォークなんだからフォークの動きに関係するところなので弱めのトルクで締め付けました。

 

タイヤはロッソスクーターにしてすごく良くなりました。というか新車装着のビーラバーがダメ(形状が変)。新車装着がIRCだったらそのまましばらく乗ってたかも...

規定値より空気圧は少し下げました。それでもバンク時は軽快です。

 

グロムステップは少しバック位置になり足で操ってる感が増しました。シフトペダルも普通になり、かかと側のペダルが無くなったので足の位置も自由度が増えました。

 

 

純正のリアショックは2人乗りも想定しているからかけっこうハード。少しバネレートが低そうでプリロード調整もできるYSSに交換しました。ギャップの乗り越えはマイルドになり動いてくれます。チェーンは念のため安定のレジーナへ。

 

ミラーがハンドルバーより出ていたのでレブルミラーに交換しました。キープレフトで走行するとき車のミラーに当たりそうでしたが気のならなくなりました。

グリップは細めのオフ車グリップに交換。

 

パワービジョン3も無事につながったのでインジェクションセッチングの準備もOK

 

チューニングの方向性を考えるためにダックス125のエアクリーナー形状を調べてみましたが容量的には良い感じ。ダクトも長くて上手くフレームに収まっています。入口が小さいのでいろいろテストしてみようと思います。

 

ノーマル状態を測定してみて報告します!

 

 

ハンターカブのエアクリーナーだけを加工して燃調するとパワーアップするのか実験してみました。

 

純正エアフィルター裏側に付いている金属製の網をとりはずしました。高効率をアピールしてる社外エアフィルターはありますがノーマルのエアフィルターは扇子のようになっているので平らにするとフィルター面積自体はかなり大きく十分効率は良いとかんがえます。ただ、この金網は空気の通りを邪魔していると思うので固定部分を削って外しました。

 

キャリアにつながっているラバーのダクトも外しました。ここまでの加工ならプライスレス!

 

この状態でインジェクションセッティングをしてフルノーマルと比較してみましょう。

 

 

 

まずはスロットル100%

青いグラフ:フルノーマル

赤いグラフ:エアクリーナー加工&パワービジョンでセッティング

フルノーマルをセッティングした時よりも全体的にトルク、パワーともに向上しました。

特に4000~6000回転の変化が大きいです。

 

 

 

スロットル80%

これはいきましたね!フルノーマルセッチング後のスロットル100%くらいのパワーが出てます。実走でもすぐにわかりました。

こいつ、違うぞ! と、だれでも気付くレベルです。

 

 

スロットル60%

きれいに全域アップ ボアアップでもしてるの?って感じるでしょう。

 

若干の吸気音が増えていますがノーマルマフラーなのですぐに慣れるレベルです。それよりも力の余裕が出て乗りやすい、スロットルを開けて加速しだすのを待っていたかったるい感じがなくなりました。

 

下道走るなら特に不満のないレベル。しかもノーマルマフラーで静か口笛

 

このあたりが65ハンターカブのノーマルエンジン、ノーマルマフラーの限界な気がします。

 

あと、ダクトを外した部分が丸見えなので異物混入防止に粗いネットを付けるかカバーを作るか考えようとかなグラサン