新撰組の兵法調練場として使われたことで有名なこのお寺は、一方で庶民に仏の教えを解りやすく説いた「壬生狂言」でも知られています。
壬生狂言は14世紀初頭に円覚上人によって始められたものですが、このお寺は奈良時代の創建の後、幾度も火災や戦乱によって失われては再興するという不死鳥のようなお寺です。
このお店はその壬生寺の近くに、かつて「ラーメンあ・うん」、そして「ラーメン苫屋」のあった場所にオープンしました。
このお店のメニューは非常にシンプルです。ラーメン二種類、どんぶり3種類とごはんの全部で6種類しかありません。酒類や一品料理は皆無です。
ラーメンは熟成醤油と熟成和風醤油の二種類です。
熟成醤油のスープは、鶏ガラから取ったと思われる清湯スープに、豚骨ではなく豚肉からと思われるスープを合わせたものです。ニンニクと唐辛子の味が強くしますが、ニンニクや唐辛子自体は見えないところから、ベーススープに煮出されているものと思われます。
比較的シンプルな醤油ダレと、焦がし葱をたっぷり入れた香味油が味を決めています。あと少しで苦みが出ると言うところまで油で炒められた葱は、きわどいところで非常に個性的な甘味をスープに与えています。醤油の塩分と化学調味料の強さが本来なら前面に出てきそうな感じなのですが、この香味油のせいで、そんなに気になりません。
麺はかなり強力ぎみの粉を使った低鹹水、低加水のストレート中太麺です。それを比較的浅めの湯がきで供されますので、最近流行の麺カタが好きな人はともかく、そうでない場合好みが分かれそうな食感です。私はあまり麺カタは好きではないのですが、このお店の場合悪くないと思いました。
トッピングはチャーシューとねぎだけです。チャーシューは赤身が多い部位をつかった茹で豚タイプです。ややもするとカスカスになりがちな調理法ですが、完全に冷めるまでゆで汁に漬け込むような手法でしょうか、しっとりとして美味しいチャーシューでした。
一品や酒類のないこのお店ですが、このチャーシューに芥子醤油でも添えて出せば、ビールや紹興酒に最適の一品だと思うんですけどね。もう少し欲を出してお店を長続きさせて欲しいと思います。
一方、殆ど同じ構成でありながら熟成和風醤油はかなり趣が異なります。麺もトッピングもベーススープも同じですが、香味油を使わず魚出汁を合わせたそれは、かなり強い和風テイストに仕上がっています。
魚出汁は血合いを含んだ鯖節でしょうか、独特の香りを持つそのスープは脂分が少なく、コクの強さの割に食べ易さや後味で熟成醤油ラーメンを上まわっています。この辺りは食べる側の年齢や好みによっても分かれる所かもしれませんが、私は50円の価格差に納得した方です。
と言うことで、サイドメニューなしでOKな時は、いつでもまた食べに行きたいお店ですね。
場所はこちら。(GoogleMap)京福電鉄嵐山線西院駅から徒歩10分、阪急西院駅から徒歩十数分と言ったところですね。Mapionの地図はこちらです。
駐車場はありません。コインパークなどを利用するのが良いでしょう。
私はラーメンサイトの管理人であることをお店の人に知られることは、お店の客観的な評価をしにくくすると思っているので、京都のお店では写真撮影などをしないようにしています。
幸い京都のラーメンについては数多くのサイトが評価し紹介しています。だからラーメンの写真などついてはそちらに任せようと横着をさせて貰ってます。
こちらで検索して他のサイトも参考にして下さい。
基礎資料
エントリ作成日時現在の情報ですので、変更されている可能性があります。
営業時間:17:00頃~24:00頃
定休日 :無休
エントリ中の写真は、私が面白そうだ
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