定期テストで点が取れていればその子は「できる」のか
模試で偏差値は高くなるのか。
そうとは言い切れません。
皆さんしていると思うけれど。
定期テストは点がいいのに実力テストや模試は…という話は枚挙にいとまがない。
模試は良いけど定期テストは…という話も聞きますね。
前者は、習ったことをそのままにやったりすることが勉強だと思っているタイプでは?という気がします。
先日書いたこの話
でも、実力ってのは全然そういう事じゃない。
習ったことを活用して考える力が実力につながる。
だから、習ったことを習得しないのは論外だけれど、普段からいろんなことを考えて結びつけるクセがなくて、ただただ習得して終わりとなっていると、実力は全然伸びない。
習ってないもん
とか言う。
私は、定期テストはピアノの発表会のようなものと言っています。
何度も何度も繰り返し練習して、「出来る」という状態にして、本番で練習と同じようにみんなの前で発表する。
定期テストも、指定された範囲を何度も隅々まで繰り返しチェックして、「完璧にできる」という状態にして、テストでそれを示す。
一方で実力テストや模試などは、いきなり誰かとセッションをしたり、初見の曲を譜面を見つつ弾いたり、アドリブで弾いたりという、ライブっぽい感じではないかなと感じます。
繰り返し練習して「型」が出来る状態じゃないと当然それは厳しいわけで、でも、「型」ばかりやっていても出来るようにはならない。
型の習得としての定期テストを疎かにはしてはいけないけれど、そればっかりやっていても、実力は伸びない。
もっといろんなパターン、色んな問題に触れたり、どう使うのかを考える練習を積んでいかないとね。