絶賛されていた映画『国宝』
やっと見てきました。
うーん…すごい…。
語彙力終わってんな…って感じでしょうが、結構複雑で、なかなか言語化が難しい。
役者さんの凄さを感じたというのが一番の感想なのですが
一つのことに本気で向き合う狂気みたいなものがところどころに感じられる作品でした。
ヤクザという血筋、家の話
歌舞伎の血筋、家の話
曽根崎心中の中での死
役者としての死
リアルな死
雪の日の終わりと始まり
見たい景色
鷺娘
そういった繋がりが見える作品でした。
主演の吉沢亮さんの演技の存在の美しさはもちろん
横浜流星さんも素晴らしかったです。
女形の意味がよくわかる色っぽさがありました。
演目、曽根崎心中のラストシーンも迫真。
いや、なにより、田中泯さんすごかった…
歌舞伎の演目中の演技もそうなんだけど、そうではないシーンでの怪異?感…。
役者をやるなら邪魔も邪魔。そのお顔に喰われちまいますからね
あなた歌舞伎が憎くて仕方ないんでしょう、でもそれでいいの、それでもやるの
ここには美しいものが何もなくてほっとする
私にはわかるの
震える。
いやー…なかなか消化しきれない。
美しくて。
歌舞伎見に行きたくなりました。