最近、小学生の算数の授業はほとんどパズルみたいなことしかしていません。
かれこれもう、4,5カ月そんな感じかもしれません。
いわゆる「算数」にあたる学校のカリキュラムの内容は、家でテキストやドリルで進めてきてもらってもらっています。
塾では、手と頭を使うことを意識
家庭では、学習習慣と小学校の内容の定着をしっかりと
そんなやり方なので、保護者の方には非常にたくさんのご協力をしていただいています。
ほんとうに、ありがとうございます。
何故そんな感じになっているのかというと
手を動かしてほしいからです。
勉強が苦手な子は、頭以前に手が動いていません。
思考は、頭だけで行うのではないと私は思います。
手が重要です。
そこそこ出来る子も、頭の中だけで何とかしようとして手が動かない子はたくさんいます。
私は、何かものを考えるときかなりの確率で手が動きます。
それは、何かの問題を解くときだけではなくて、普段の思考においても
無意識的に「コレはこうで~これはこっちで~」みたいな感じで手が動きます。
頭の中を手の動きで目の前にあるかのように捉えているような、なんかうまく言えないけれどそういう感じです。
頭の動きと手の動きは連動します。
出来る子達を見ていてもそんな感じがあります。
だから、手が動くことと、手を使いながら頭を使うことを一体とさせるように
考えるという行為自体を手と頭で行うのが癖となるように
手を使う作業を多くとらせています。
さて、そんなことをずーっとやっていたら
ずっといる小学生たちには明らかな変化が見えてきています。
まず、手を動かすしかないという状況なので手が動くようになってきています。
そして、それに触発されれるかのように、「考える」ということができるようになってきています。
そしてなにより、集中力がついてきました。
1時間くらい黙々とパズル的なことをやっている日もあり、それがそんなに苦ではないというか、それが当たり前となってきています。
良い感じですよね。
ご家庭の協力もあり、学習習慣も形になってきています。
こういう下準備をしっかりしていくことが、中学生に繋がっていくわけで
なにも小学生の間に難しいことをガッツリやったり、過度に先取をしていく必要はないんです。
すっごく賢くてどんどんいけてしまう人は
どんどん先取りしたり、難関中受みたいな難しいものにトライしていけばいいけれど
多くの子にとって必要なのは、そういうものではなくてきちんとした習慣と
手と頭を動かし集中するトレーニングなんです。
異論はあるかもしれませんが、私は、そう思って小学生の授業を組み立てています。
中学校でちゃんとやれるように。
ご興味がある方は、ご連絡くださいませ。