2023年 駒澤大学高等学校 国語 所感 | ZENT進学塾

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【国語】

 

古文がやや難しかったと思います。

数年、鎌倉時代の説話が続いていましたが

この年は江戸時代の随筆に変わりました。

 

古文の苦手な子にとっては、

オチの読めなさもさることながら、

それをうまく文章に起こすのも大変だったんじゃないかと。

 

ただ、毎年の話ではありますが

問題の量と質を考えると

時間が余るくらいでないといけないかなと思います。

 

後半に出題されている知識の量と配点が大きいので

ここで時間と点数をしっかりと稼ぎたいところ。

 

 

大問1  論説文 古田徹也「いつもの言葉を哲学する」による

 

題名通り、慣れ親しんだ言葉について考えさせる文章。

問題10の、正誤問題の正答率もすべて高確率なことから、

出題部分での文章内容は読みやすく理解しやすいかなと思います。

 

問題8の記述と、問題10の①が、

この文章の根幹を理解しているか、得点差をつける部分だったのではないかなと。

 

 

大問2  古文  松平定信「花月草紙」

 

始めにも書きましたが

やや難しいと思います。

 

ここは取り問ですねってものがあまりないように感じました。

大体、重要古語で加点要素があるものですが、この年はなし。

 

ですが、

主語を当てる問題や現代仮名遣いはしっかり取りたいレベルだと思います。

正答率が低かったからこそ、ここが合否の分け目になりかねません。

現代仮名遣いの正答率があれだけ低かったのは謎ですが、

おそらくひらがなに直さなかった子が多かったのかなと。

当塾の、それも入試直前の冬期講習でもかなりの人数が同じやらかしをしてましたし。

 

 

大問3  知識

 

例年と比べると、各設問でやや難しいものがありました。

とはいえ時間をかけずに8割強はつくりたい。

特に文学史は正答率がかなり低かったので、差の付け所だなと感じました。

当塾生なら尚の事、絶対落とせません。

 

 

合格最低点が171点。

1教科平均60点未満で合格を狙える数字ですが

国語は知識文法で40点近くつくれます。

故に、英語数学をカバーするぐらいのつもりで臨んでいただきたいです。