専門学科や総合学科は平成末期から倍率が下がり気味でしたが
ここのところ専門学科や総合学科の倍率は回復気味。
多様性のもと、学力以外の道にも目を向けるようになってきたのかな?
倍率が1倍をきっていた商業科のトータルでの倍率が
今年は1倍を超えました。
工業科はまだ1倍を割っていますが、昨年よりは回復しています。
私としてはいい傾向だと思います。
専門学科はかなり魅力です。
技術を持っている人は強い。
資格の勉強をしつつ、大学進学を見据えることも可能です。
指定校などの道もしっかりあります。
なんでもかんでも普通科行けばいいってもんでもないと私は思っています。
普通科行って結局根無し草なんじゃない?みたいなこともあったりする。
様々な道があるのでいろいろ学校見学に行って
自分に合う学校を見つけてほしいですね。
ただ、一つ気になるのは
今年の回復傾向が本当に積極的な選択なのかどうか。
私立無償化とは言っても授業料以外もいろいろかかるわけで家庭の負担はある。
経済的事情でどうしても都立というご家庭はあるでしょう。
昨今の物価高などの影響でそういった家庭は増えているかもしれません。
そういった理由などで
どうしても都立じゃないと困るから倍率が割れているようなところへ…
という選択だと複雑な心境です。
仕方ないことなのかもしれないけれど。
ただ、総合学科などの倍率も上がっていることから考えると
多様な選択というものは広まっているようには思えますし
あまり悲観しないでもいいのかな?
専門学科でも集まるところと集まらないところの格差は激しいので
もっと学校ごとの魅力が広まってくれるといいな。